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勇者側で召喚されたはずの俺が魔王側にいるんですけど!?  作者: YoneR
第一章

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カラズ攻防戦(3)

前回までのあらすじ)フィシア→レ・サーベルと共にカラズ侵攻。フレア→どこかへ消えた。琉斗→レ・サーベルのテントで眠っており、ナンバースの一人だと言うものに・・・


前回までのあらすじをこういう感じに書いていらっしゃる方がいたので真似てみました。どうでしょうか?

〖フィシア視点〗


 ん、うまく、いった。


私は大量の矢が無事に敵を次々と倒していくのを見ながら、その場に倒れこみかけ、体を支えられた。


「よくやったわ、フィシア。いったん、休んでて。」

「・・・ん、分かった。」


アイリーユから魔力回復のポーションを受け取る。高級品。


「それにしても、本当に思い通りになるなんてね。さっきのは?」


 さっきの・・・ああ。


「さっきのは『サクリファイス』。相手の魔法を打ち消す。」

「そんなのあるのね。初めて見たわ。」

「だって、私のオリジナルだから。私以外使えない。」

「へぇ~!」

「だけど、魔力消費がすごい。めっちゃ疲れた。」



サクリファイス。


これは私が開発した中でも最も強力な魔法。


相手の魔法、たとえそれが自分より圧倒的に強力な魔法だとしても打ち消す。


原理としては、魔法の属性とか効果とかそういう系を作り出す前段階の、土台の部分を妨害している。だから属性の相性とか特殊効果があるとかは無視できる。


結構自信作で、ミフリーに、それもう4、5回目だよ?と言われるぐらいには完成したことがうれしくて自慢してた。


デメリットは魔力消費量がものすごく大きいことと、なぜか私以外には使えないこと。


魔法はイメージが大切だからその原理を丁寧に何度も説明してあげたのに、誰も理解してくれなかった。ちょっと悲しい。



「ここからは私たちが頑張らないとね。」


そう言って、アイリーユは魔法を使いだした。


アイリーユの周りに霞が立ち込める。


たちまち、あたり一帯が何も見えなくなった。



あちこちから雄叫びや悲鳴が聞こえてくる。


どうやら盗賊団の精鋭の人たちが攻撃し始めたみたい。





カラズ攻防戦が始まる一日前の夜。


「作戦?」

「そう、作戦。あなたは主力級に分類されるだろうから考えてほしいの。私たちにはあなたがどんな魔法使えるかわからないし。」


今私はレ・サーベル盗賊団の主力級の人たちが集まるテントの中にいる。ロロという人は周辺の警戒、クワンという人は帝国を案内していて離れているため不参加だそう。


琉斗が助かる可能性を少しでも残すため、協力すると言ったらすぐにアイリーユに『ありがとう。それじゃあ作戦会議するからついて来て。』とあっという間に半ば強制的に連れてこられた。


「本当に大丈夫なのかぁ。そいつに作戦聞いて。」


見ためがちょっとチャラい魔獣人の男の人が言った。男の人にしては長めの赤い髪をしている。腰には二つの剣を(たずさ)えていて、いかにも前線に出ます!といった感じだった。


ジロッっと私のほうを見てきたから、悲鳴をあげそうになったのを(こら)えながらアイリーユの後ろに隠れる。


アイリーユに少し笑われたのは不愉快だったけど、それどころではない。たぶん、いや絶対に、これ以上近づかれると逃げ出すという確証がある。


「こら、ピリス。あんまり怖がらせないで。この子男性恐怖症らしいの。ただでさえ無理してついて来てもらってるんだから。」

「へぇ?そりゃ悪かったな。だが、やっぱり俺は賛成できねぇ。そいつは魔法使いなんだろ?だったら後方から撃ちまくらせたらいい。魔力回復薬はできるだけ集めたんだ。変に凝った作戦よりそっちの方がいいんじゃねぇの?」


 うん。そうした方がいい。


私はピリスという人に賛成。だってそんな責任重大なことしたくないし、別にカラズを落としたいわけじゃないから。


「俺はそいつに作戦考えさせるかどうかはおいといても、前線に出した方がいいと思うぜ。」


 えっ。


ヒイスがそう言った。


「ほう?そんなに強いのか?」

「ああ、2対1だったが、1対1だったとしても勝てるかわからないな。」

「そんなにか。」


 ・・・。


強いと褒めてくれるのはいいけど、前線に行きたくはない。


「イリェはどう?」

「・・・。」


アイリーユが隻眼の男の魔獣人に話しかけた。すぐ横に弓が置いてあって、弓使いだとわかる。私が入ってきてから一言も話していない。


「・・・一度何ができるのかを聞いてみるべきだと思う。ここで議論しても意味がない。」


イリェは、しばらく考えてからそう答えた。


「そうね、フィシア。魔法で何ができるの?」

「そうだな。氷と、雷、あと火は使えるぽかったが・・・」

「・・・全属性だから、大抵何でもできる。」


隠しても意味がないのでそう答えると、全員が驚いたようにこちらを見てきた。


再びアイリーユを視線の盾にする。


「全属性って、まじかよ。そりゃ強いな。」


さっきまで私の強さを疑っていたピリスがそう呟いた。


「エレメント以外で使える魔法はどんなのがある?」

「んと・・・テレポート、意思疎通、追跡、浮遊、」


思いついたのを順番に言っていく。


 ええっと、あと何があったっけ・・・。


「透明化、収納、索敵、反射、」

「フィシア、もう十分よ。」

「ん?そう?」

「ええ。ほら周りを見て。」


アイリーユに言われた通り周りを見てみると、みんなが驚いた顔をしていた。


 そんなに?


「どう?作戦も任せた方がいいと思わない?」

「ああ。念のため隷属の輪でその作戦がちゃんと考えてつくられたものなのかは確認すべきだろうが・・・作戦はそいつに任せたらいい。」

「魔王の家臣超えてるんじゃね。俺も文句はない。」

「・・・同じく。」





私が立てた作戦。


まず主力を温存しつつもまあまあ攻める。これで敵を引き付ける。


それで、いいぐらい敵が密集してきて、こちらに意識があまり向かなくなったら精鋭と主力級の人達を透明化、防壁の後ろか上にテレポートさせる。


事前に撃ってもらって、その勢いのまま収納した毒矢を上から敵に向かって落とす。味方に当たらないよう気を付けないといけない。


あとは主力級に任せる。



予想外だったのは、魔王の家臣のレイが私の攻撃の向きを変えてきたこと。こちらにかなり広範囲の攻撃をしてきたこと。


一発でもあたると、こちらの陣が幻影で作られたものだってばれるから結構焦った。何とかヒイス達にも手伝ってもらって防げたけど。


アイリーユによると、カラズ側も精鋭はまだ出していなかったようだから、本当は精鋭に向かって毒矢を当てたかったけど、これ以上は無理だと思って妥協した。



「それじゃあ、また!」


アイリーユが敵に突撃していった。


アイリーユの魔法属性は霞。


この霞を敵が吸うと肺の中からダメージが来るそう。周りにいた敵が次々と血を噴き出して倒れている。



 さてと、私も・・・


「死ねぇええ!・・・グハッ!」

「ゴフッ。」


氷の矢を作り出し、接近してきた敵を貫く。


「敵を倒していかないと。」



索敵を使う。


 城壁の上はかなり優勢になってる。この辺りは、ヒイスがめちゃくちゃしている感じかな。ここがピリスでこの敵の消え方はイリェ。・・・おっ、階段から敵の援軍が来てる。


階段付近にはまだ主力級は誰も行っていない。


つまり、私が行かないといけない。



一月後半から三月の初めにかけてかなり忙しいので投稿遅くなるかもです。

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