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女性しかいない魔法の国のお姫様を使い魔にしました!~この国でただ1人の男の話~  作者: おさんぽミルク
第2部 天才探偵と『赤き巨人』の秘宝

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第13話 衝撃の……ファースト・ブリットォォォォォッ!(げ、撃滅のセカンド・ブリット先輩は勘弁してください!?)

 パリス・パーリ帝国に転移して2日目の朝。


 昨夜カエル族の第二王女さまことリリアナちゃんと長い事通話をしていたせいか、俺は若干の寝不足だった。




「ふわぁ~……ねっむ。だっる……」




 むくりっ! と床から起き上がるなり、体中からバキボキッ!? ポキンッ!? というラップ音まがいの音が朝の静寂を破る。




「イテテ……やっべ。通話中に寝落ちしてたわ。身体が痛ぇ……」




 状況から察するに、どうやら俺は昨夜、リリアナちゃんと楽しく談笑している内に寝入ってしまい、床の上でスヤスヤしていたらしい。


 おかげで身体中の関節がビキビキチ●ポのように敏感になっている。


 うぅ……油断した。




「アリアさんも起こしてくれればいいものを……ちゃっかり自分だけベッドの上で寝ているしなぁ」




 俺はベッドの上で気持ち良さそうに眠っているお姫様を見つめながら、身体を点検するように軽くストレッチを始めた。




「2度寝の気分でもないし、とりあえず顔でも洗って気分でも変えるか」




 うっし! と気合を入れて立ち上がる。


 そのまま一向に起きないアリアさんの懐からオレイカルコスの腕輪を拝借し、裏庭の井戸で顔を洗うべく、彼女を部屋に置いて廊下へと歩き出した。


 ガチャッ! と扉を開けると、丁度タイミング同じく隣の部屋の扉も開いた。




「あっ、勇者くん。おはよう。ふふっ、眠たそうだね? もしかして枕が変わると寝られないタイプの人なのかな?」

「あっ、ソフィアさん。おはようございま――すぅっ!?」




 爽やかに隣人に挨拶しようとした、その瞬間。


 俺は新世界の幕開けを見た。


 俺の視線の先、そこには……スッケスケの黒のランジェリーを身に纏ったソフィアさんの姿があった。


 刹那、寝惚けていた俺の脳細胞がトップギアへ切り替わり、この一瞬を目に焼き付けようと超集中し始める。


 そんな俺の様子を見て、ソフィアさんは頭の上に「???」を浮かべていたが、すぐさま自分の姿を見下ろし『ハッ!?』とした表情を浮かべた。


 そのまま頬を朱に染め恥ずかしそうに「あはは……」と笑いながら、




「ご、ごめんね? ずっと陛下と2人だったから、ちょっと油断してた。わ、私ちょっと着替えてくるね?」




 そう言って、その豊かなパイパイを両手で隠しながら部屋へと引き返すソフィアさん。


 惚れてしまうかと思った。




「結婚したい……」

「朝から何トチ狂ったことを言っておるのじゃ、お前は?」

「あっ、マリーちゃん皇帝陛下」




 俺が脳内でソフィアさんに白無垢を着せていると、背後から幼女皇帝陛下の声が耳朶を叩いた。


 おっと、いけない。


 知的でクールなナイスガイである俺様としたことが、らしくもなく人前で思索に(ふけ)っていたようだ。


 俺は意識をソフィアさんのドスケベランジェリーから切り替え、いつも通りの爽やかな笑みを浮かべてマリーちゃん皇帝陛下の方へと振り返った。




「おはようございます。今日もいい天気ですね、陛下?」

「うむ。おは――ぶべらっ!?」




 ――ベッチーン!




 瞬間、いつの間にか独立愚連隊が如く固くそそり()っていた俺のエクスカリ()ーが、勢いよくマリーちゃん皇帝陛下の顔面をビンタした。


 いやもう凄いぜ?


 どんな事でも言えることなんだが、何事も達人クラスとなると技を出された瞬間はもうまるで手品。


 いや本当に『いつの間に!?』って感じだよね!


 しかも朝の生理現象と相まって、もうギンギンとカチカチである。


 その威力は「うごぉぉぉっ!?」と涙目で(うずくま)るマリーちゃん皇帝陛下を見ればイチモツ――違う、一目瞭然だ!




「あっ、すいません陛下。俺のムスコがとんだ粗相を……」

「痛い……くぅぅっ!? こんのっ!?」




 キッ! と目尻を吊り上げ俺を睨むマリーちゃん皇帝陛下。


 そのまま素早く俺の股下へ潜り込むと、




「喰らえっ!」




 気合一閃。


 マリーちゃん皇帝陛下は俺の股間めがけて思いっきりジャンプ。


 そのまま吸い込まれるようにマリーちゃん皇帝陛下の頭突きが、俺のビッグマグナムへと急速接近。


 刹那、戦慄が俺の身体を走り抜けた。




「こ、これは、この技は!?」




 間違いない。


 埼玉県に存在する伝説の幼稚園児が多用したと言われている、幻の!?




「ちょっ、やめ!?」

「死に晒せ、オルァッ!?」




 下品な怒声と共に、一発の弾丸と化したオカッパ幼女の頭が俺の股間へと不時着し――

 


 ――瞬間、俺の意識はぶっつりと途切れた。

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