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ただ冬の空が晴れている/雪華(せつか)
※今回は闇ナシです(珍しい)
ただ冬の空が晴れている
鈴 初夏ノ影
ただ冬の空が晴れている
低湿低温の大気湛え
憎々しいほど 清々しいほど
無垢な空がそこにある
白も灰も存在せず
太陽が星を一掃し
果てなく上を胸を突く
ただ冬の空が晴れている
雪華
鈴 初夏ノ影
見える世界 硝子越し
白く降るの 幾年振り
はらはらはら はらはらはら
桜の如く 紅葉の如く
左へ右へ 上へ下へ
あっちへ行って こっちへ行って
風に流され 重さに落ち
茶色い地の上 白くなる
見える世界 硝子越し
白く積もるの 幾年振り
はらはらはら はらはらはら
冷たい花弁 層をなす
風に乗って 硝子に着く
すぐに溶けて 透明色
はらはらはら はらはらはら
土は白く 窓には雫
私の地元では数年ぶりに雪が降りました。降り止んだとき、運動場の隅に残った雪を見て、石灰をばら撒いたみたいだ、なんて情緒も何もない事を思いました。(この辺では雪は基本的に積もらないので。)
最近は足湯の事以外考えなくなってきた私ですが、この寒さにも耐えていきましょう!
足湯いきたい…