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アフターワーズ  作者: kéi-àpple
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9/18

  間話

けいは派遣販売員の仕事を終えて自宅の賃貸マンションに帰る。自宅に着くと大概夜9時半を過ぎていた。帰り道のコンビにで購入したお弁当やお惣菜を夕飯に買って帰る。食べながらノートパソコンの電源を入れる。ブログを書く為だ。もう2年以上ほぼ毎日書いていた。


このブログで使っているハンドルネームが"けい"だった。水野啓志みずのひろしの啓の字を取って"けい"だった。ブログを書き終えるとシャワーを浴びて寝る準備をした。11時になっていた。


翌日が休日の時はここからがチャットタイムだった。アパレルの派遣販売員はだいたい平日の週休2日制だ。けいは水木を休む事が多い。ミキは月火、杉崎は金土とシフトを組む。杉崎とは丸山の変わりに入った派遣販売員だった。


シャワーを浴びて体を拭くとクローゼットから通販で買った女性物の下着を着けた。けいのブラのサイズはA75。ショーツはMサイズだった。男性用の大きなサイズを買う必要は無かった。股間を膨らみ押える為に下着の下に水着のアンダーショーツを着けていた。サポータ効果で程よく押さえ込むのに最適だった。


洋服は年齢と季節にあった物を着る様に心がけた。コスプレに成らず自然な事が一番大事だった。ノートパソコンのアイコンからチャットのアプリケーションを立ち上げた。ウインドウが開くと同時にメッセージが届いた。チャット仲間からのダイレクトメッセージだ。内容は「今日はインしないの?」と言ったモノが多かった。


けいはチャットをもう5年は続けていた。もちろん大手プロバイダーサイトが運営している無料のチャットサービスだ。2年程前から文字でのチャットにライブチャット機能が追加された。ライブチャットとはパソコンに取り付けた小型カメラとマイクやヘッドセットを使った映像と実声をプラスしたチャットだった。チャットルームを開くとけいのアカウントが入室を示すマークに変った。


けいの入ったチャットルームに同時にアクセスしている常連達がけいを見つけ声を掛ける。


}こんばんわ^^


けいはキーボードで入力し返事を返した。まだパソコンに繋いだマイクはミュートのままだ。ヴォイスチャットのメンバーも2,3人居た。全員がヴォイスチャットではない。ルーム内に100人居たとしても10人に満たない。その内にカメラを公開している人のアイコンをクリックしてカメラのウインドウを開くと相手の映像が小さな窓で見る事ができた。


けいは女の子になりきって色々な人と会話をしていた。カメラの向うの男性もけいを女性として話しかけた。日々のストレスが消えて行く楽しかった。時間はあっと言う間に経った窓から薄明かりが挿す頃、チャットルームの人も疎らになった。そろそろお開きにしようと思った。けいはみんなに挨拶をするとログアウトのアイコンをクリックした。

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