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アフターワーズ  作者: kéi-àpple
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2006年9月

夏のセールも終わり朝夕は涼しい風が吹いて秋を感じる様になった。


けいは販売員の仕事にも慣れてきた。お店は夜8時で閉店すると簡単な清掃を終え百貨店の社員に挨拶をするとバックヤードに入った。エプロンを外し棚に置くと靴を履き替えた。廊下を抜け通用口から外に出るとすっかり真っ暗になっていた。日が短くなったなとけいは思った。


いつもの様にJR新宿駅へ向かう路地から駅の地下階段へ向かった。そこで聞きなれた声が聞こえた。


「水野さん、お疲れ様ですっ」


と明るく近づく女性が見えた。同じ売り場の派遣社員のミキだった。


「あ、お疲れっす。早いですねぇ」


とけいは返答した。


「おなか空いてませんか?」


と言うとけいが返事を返す前に続けて、


「アカシヤ行きませんか?」


と言った。アカシヤとはロールキャベツやシチュウが安くてお腹一杯食べられる人気の洋食屋でした。けいは迷ったがお腹が空いていたので、


「ん~・・・良いですよ。」


と返答した。ミキとは漢字で美希と書いた。母親が子供の頃に流行ったのアイドルグループの一人の名前だそうだ。しかし彼女はその漢字の意味、美しい願いと取れるその名前を気に入っていた。


その日を切欠にけいとミキは時々一緒に夕飯を食べてから駅の改札で分かれて帰宅する様になった。それに3人目の派遣の大先輩の丸山も加わり3人になる事もあった。その時は決まってアルコールが入った。丸山はけい達の仕事の愚痴をよく聞いて的確なアドバイスをしてくれる良い大人だった。

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