例え原作と違っても、愛の告白をする女の子は可愛らしい
「チート化しているのにゴブリンやノンアクティブの牛に殺されるのはおかしいのでは?」
という質問があったので、ここで答えさせてもらいます。
まず、ラビックは戦闘慣れしていません。いきなり戦場に出されてパニックになって何もできずに死んでいくようなモブのような存在です。
ゴブリンは以前に嬲り殺しにされているのでトラウマです。何かしらのきっかけがない限り、まともに近接戦闘は無理でしょう。
牛は、まあ、いきなり飛びかかったラビックが悪いんです。オスに飛びかかる魚顔の男とかキモいじゃないですか。嫌悪感が溢れ出して思わず角でグサリと逝ってしまっても仕方ないと思うんですよ。
いきなり上昇したステータスによる制御しきれないままの走りのスピードと、振り返って真正面から突き出される牛の角。いい感じに刺さってクリティカルヒットで死亡してしまってもおかしくありません。
といった感じでした。納得してもらえたでしょうか。
タイトルは本編とは関係ありません。なのはとフェイトも良いけれど、やはり今期は久美子と麗奈でしょ。
本編いつもの事ですが内容薄いです。済みません。
「牛歩」- 牛の歩み。物事が遅々として進まないようす。(講談社 国語辞典 から引用)
まるでどこかの誰かが書いている小説のようにゆっくりと進む牛。「カウ」と呼ばれるノンアクティブモンスターだ。手元にある読めるものが自作の本しかなかったので、つい鑑定してモンスター名を読んでしまった。
時間が流れるにつれ、手が震えてくる。禁断症状だ。本、ほん、本、ホン、本、翻、ほん、ホン、本、奔、本、ホン、叛、本、ほん、本、本、本、本ほん翻本本ほん叛叛奔本ホン本ほん翻本本ほん叛叛奔本ホン本ホン本本ほん翻本本ほん叛叛奔本ホン本ほん翻本本ほん叛叛奔本ホン本ホン本ほん本ほん翻本本ほん叛本叛奔本ホン本ほん翻本本ほん叛本叛奔本ホン本ホン本本ほん翻本本ほん叛叛奔本ホン本ほん翻本本ほん叛叛奔本ホン本ホン本ほん本ほん翻本本ほん叛叛奔本ホン本ほん翻本本ほん叛叛奔本ホン本ホン本本ほん翻本本ほん叛叛奔本ホン本ほん翻本本ほん叛叛奔本ホン本ホン本ほん本ほん翻本本ほん叛本叛奔本ホン本ほん翻本本ほん叛本叛奔本ホン本ホン本本ほん翻本本ほん叛叛奔本ホン本ほん翻本本ほん叛叛奔本ホン本ホン本ほん本ほん翻本本ほん叛叛奔本ホン本ほん翻本本ほん叛叛奔本ホン本ホン本本ほん翻本本ほん叛叛奔本ホン本ほん翻本本ほん叛叛奔本ホン本ホン本ほん本ほん翻本本ほん叛本叛奔本ホン本ほん翻本本ほん叛本叛奔本ホン本ホン本本ほん翻本本ほん叛叛奔本ホン本ほん翻本本ほん叛叛奔本ホン本ホン本ほん本ほん翻本本ほん叛叛奔本ホン本ほん翻本本ほん叛叛奔本ホン本ホン本本ほん翻本本ほん叛叛奔本ホン本ほん翻本本ほん叛叛奔本ホン本ホン本ほん本ほん翻本本ほん叛本叛奔本ホン本ほん翻本本ほん叛本叛奔本ホン本ホン本本ほん翻本本ほん叛叛奔本ホン本ほん翻本本ほん叛叛奔本ホン本ホン本ほん本ほん翻本本ほん叛叛奔本ホン本ほん翻本本ほん叛叛奔本ホン本ホン本本ほん翻本本ほん叛叛奔本ホン本ほん翻本本ほん叛叛奔本ホン本ホン本ほん本ほん翻本本ほん叛本叛奔本ホン本ほん翻本本ほん叛本叛奔本ホン本ホン本本ほん翻本本ほん叛叛奔本ホン本ほん翻本本ほん叛叛奔本ホン本ホン本ほん本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本本…
あれ? 何してたんだっけ。
まあいっか。いつの間にかゼロになっていたMPが回復している。もうけもんだ。
カウの背中に乗ったまま、再び魔法を使い始める。決して、30歳童貞ではない。決して。
カウが歩く先に、「モウギュウ」と呼ばれるカウのアクティブモンスターバージョンが何頭か見える。兎肉、豚肉ときたら、次は牛肉だ。
「ボルト」
MPをブータの時より少しだけ大目に回してモウギュウの後頭部に落とす。同じ要領で周りの5頭も倒し、気絶したモウギュウを「ウインド」で浮かせ血抜きをする。
「剥ぎ取りの極意」という自作の本を利用して、モウギュウを解体する。皮を剥いでから、かた、かたロース、リブロース、サーロイン、ヒレ、かたばら、ともばら、もも、そともも、らんぷ、タン。部位ごとに切り取り、アイテムボックスに放りこむ。
リブロースを薄く切り、「ファイア」で軽く炙ってから口へ運ぶ。薄い身から滴る脂で火傷しそうになりながら、口の中で蕩けるように消える肉。
「美味い」
思わず口から感想が零れてしまう。美味しい食材をゲットだぜ。
しかし、暇だ。カウに乗っているので歩く必要もなく、適当に目の前に現れるモンスターを眺めながら草原をゆっくりと進んでいくだけ。
つまらない。カウに方向指示をするのも面倒くさくなってきた。
よし、道を作ろう。カウの歩きをいったん止めてから、
「ソイル(soil)」
日本語的発音英語もどきで、今回も魔法を使う。1メートル四方の草を根こそぎ土から吐き出させ、黒い土を露出させる。中央部分を盛り上げて、両脇には溝を掘る。土から吐き出された草はアイテムボックスへと直行だ。
さすがに1メートルでは狭いので、4メートル幅の道を作ってしまうことにする。
「ソイル、ソイル、ソイル、ソイル、…、…、…」
同じ文句を言い続けるうちに、段々とめんどくさくなったので口を半開きにしてボソボソと呟き始め、次第に声を出さなくなっていく。
頭の中でMPを消費するイメージを足しながら地面を操作する。幅4メートル、両脇に溝、片側2メートルの道で、カウが勝手に進むように道の真ん中に草を点々と「ウインド」で飛ばして置いていく。
目の届く範囲に伸ばして、休んで、端まで行ったらまた道を伸ばして。を繰り返していく。カウの歩くスピードが草を食べながらなのでより遅くなったために休む時間は大量にある。端まで行ったら草を食べるためにまた止まる。道の端には少し深めの溝を作ったので足を怪我しないようにカウは出ていこうとしないので、延々と道を歩き続けなければいけない。
先にある街が見えてくるまで、ラビックは楽をするために道づくりを続けた。
ステータス:
<Name:ラビック>
種族:アンコ―
Sex:male
Age:17
Lv.1(335/500)
Coin: 0マネ
HP:9000
MP:20000
STR:95(120)
VIT:80(100)
INT:115(130)
DEX:70(92)
AGI:90(105)
LUC:20(100)
※()は水中内。
称号:<唯一のアンコ―>、<絶滅危惧種>、<最弱に負けた最弱LV.8>、<本狂い>
祝福:<アンコ―神の守護>
スキル:<大図書館司書Lv.2>、<マナ使いLv.10>、<賢者Lv.3>、<料理Lv.15>、<調薬・調合Lv.10>、<格闘術Lv.14>、<先見Lv.5>、<穏行Lv.1>、<古代種の力>、<>、<無詠唱魔法>、<>、<>、<>、<>
装備:ローブ、杖、アンコ―の靴、アンコ―の眼鏡
所持品:初心のペン、初心の杖、錆びかけて折れたナイフ、皮紐 3本、本:5冊(剥ぎ取りの極意、かんたんレシピ・お金が無くて大変な時用、創世の書(笑)、図説 触媒)、アクセサリ(鎖に触媒である指輪を通しただけのもの)、アンコ―の遺産
ラビット肉×5、ラビット皮×4、ラビット骨×4、ブータ肉(かた、かたロース、ロース、ヒレ、ばら、もも、そともも、豚足×4、頭、しっぽ)、ブータ骨、モウギュウ肉(かた、かたロース、リブロース、サーロイン、ヒレ、かたばら、ともばら、もも、そともも、らんぷ、タン)×6、モウギュウ皮×6、モウギュウ骨×6
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補足:
獲得経験値:モウギュウ 1頭50×6=300
称号
本好き魚Lv.8が本狂いへと変化しました。
スキル
無詠唱魔法を覚えた。
マナ使いLv.8→10が上がった。
スキルマナ使いにより、MP回復量が増加。
賢者Lv.1→3に上がった。
ステータス上昇は無し。
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ラビックのレベルが上がってしまいそう。困った。
牛タン忘れてたので、「タン」を肉に付け足しときました。