超珍餡子
前話を書いた時の自分のテンションがわからない。
<アンコ―族の不思議>一部抜粋
半魚人。アンコ―顔。アンコ―目。ヒレ手。ヒレ足。
基本的にはこげ茶色で、他種族にとって生理的に受け付けられない外見をしている。(好きな人はマニアック)
ヒト種のヒューム、エルフ、ドワーフ。半漁人のサバサバ、アンコー。両棲種のカエエル。巨種のドラゴニウス、龍人。といった種族が今現在確認されている思考することができ、理性を持った生き物とされているが、その中でもアンコ―族は最古の種族なのではないかと考えられている。
古代の書物の中で、この世界が形作られた経過を記しているものがある。かの有名な『くぁwせdrftgyふじこlp』である。アンコ―神の指示でアンコ―族が書いたものとされている。
発見されてから今現在までこの本のタイトルの正確な発音は確認されていない。「くぁせ」や「ふじこ」といった愛称で親しまれている。
この本によると、「くぁwせ紀」と呼ばれる最初期、「drftgy紀」という中間期、今現在の「ふじこ紀」、そして「lp紀」と呼ばれる終末期がこの世界にはあるらしい。
古代写本には細かく書かれているが、現代写本にはその中の一部しか訳されておらず、全容を知ることができるのは古代写本を持つ一部の国の上層部のみとなっている。また、古代写本の一部と言われているものがよく洞窟や遺跡などで発見される。中には壁画として記されているものもある。
本の中身全てを公開していない理由は、国の黒い部分を民に知られないためであるとか、終末期の恐ろしい出来事に人々が発狂しかねないからだとする説があるが、作者は内容を知らないので真偽は謎だ。
さて、その『くぁwせdrftgyふじこlp』の「くぁwせ紀」にこの世界は形作られ、星が生まれ海が生まれ陸地が生まれ植物が生まれ魚が生まれたとされる。そこで初めて存在を記されたのがアンコ―族だ。
突然、何の前触れもなく現れたアンコ―神が形作ったアンコ―族が深海に生まれ、海の生態系を形作ったとされる。基本的に深海で行動していたために、浅瀬での活動の補助のためとしてサバサバ族が創られたとされる。
陸地に進出し、陸地を住みやすい形にしようとしたが、やはり魚類は地上での生活には向いていなかった。
アンコ―族はアンコ―神に願い、カエエル族を創ってもらったが水のないところで活動するのは難しく、再びアンコ―神に願いヒト種のヒューム、エルフ、ドワーフを創ってもらった。ヒュームは平地の繁栄、エルフは森の繁栄、ドワーフは山地の繁栄。そして最後に、大地を統括するものとしてドラゴン族。空を制するものとして龍人を創られたとされる。
しかし、このアンコ―族はいきなり姿をくらませてしまう。「drftgy紀」には誰も姿を見る者はいなかったのでアンコ―族の存在について他のすべての種族は懐疑的になった。サバサバ族でさえも、彼らアンコ―族のことを知る者はいなくなっていた。
そうして存在を忘れられたことで、『くぁwせdrftgyふじこlp』の古代写本(「くぁwせ紀」に書かれたもの)は間違っているのではないかという風潮が広まり、しばらくの間『くぁwせdrftgyふじこlp』は表に出てくることは無かった。
「ふじこ紀」に入り、古代写本が遺跡から発掘されそこに書かれた物事が今までに起きた物事とことごとく一致したために、「これは古代の預言書なのではないか派」と「誰かが後から書いて預言書風にしただけだ派」と「どうでもいい派」に分かれて闘争が一時期起きた。現代紀とされる「ふじこ紀」の部分が解読されるとそういった闘争が起きることが預言されていたために、「やっぱり預言書じゃん派」と「都合よく翻訳しただけだろ派」と「だからどうでもいいって派」に分かれ、今も下火ではあるが闘争は続いている。
最近では、アンコ―族とは超古代文明国家で神に反逆して沈められたアトランテ○スなのではないかと、一部のマニアが夢を見ている。
そんなアンコ―族だが、最近現れた[冒険者]の中に一人だけアンコ―族らしき人物が存在していた。彼(彼女かもしれない。対象Aとする)が本当にアンコ―族なのか調べる手段はない。対象Aの行動をしばらく見ていると、友人らしき人物に呆気にとられ、草原で出会ったゴブリンに瞬殺され、大図書館に籠もり、ゴブリンに集団でタコ殴りにされ、また図書館に籠もりました。何がしたいんでしょう。
訳が分からないので、今日も遠目に観察します。
\:\
*アンコ―族の歴史の一部を知りました。
*アンコ―族の秘密の一部を知りました。
*アンコ―神の啓示を受けました。
*クエスト・アンコ―族の故郷を探せ が提示されました。
*クエスト・『くぁwせdrftgyふじこlp』原典を探せ が提示されました。
*種族ステータスが変更されます。
真実の一部を知ったことにより、隠れ称号≪底辺種族≫から≪最上位種族≫へと変化します。
ステータス:
<Name:ラビック>
種族:アンコ―
Sex:male
Age:17
Lv.1(000/500)
Coin: 537マネ
HP:9000
MP:20000
STR:95(120)
VIT:80(100)
INT:115(130)
DEX:70(92)
AGI:90(105)
LUC:20(100)
※()は水中内。
称号:<唯一のアンコ―>、<絶滅危惧種>、<最弱に負けた最弱LV.5>、<本好き魚Lv.8>
祝福:<アンコ―神の守護>
スキル:<大図書館司書Lv.2>、<マナ使いLv.1>、<賢者Lv.1>、<料理Lv.8>、<調薬・調合Lv.10>、<格闘術Lv.14>、<先見Lv.5>、<穏行Lv.1>、<古代種の力>、<>、<>、<>、<>、<>、<>
装備:ローブ、杖、アンコ―の靴、アンコ―の眼鏡
所持品:初心のペン、初心の杖、錆びかけて折れたナイフ、皮紐 3本、本:5冊(剥ぎ取りの極意、かんたんレシピ・お金が無くて大変な時用、創世の書(笑)、図説 触媒)、アクセサリ(鎖に触媒である指輪を通しただけのもの)、アンコ―の遺産
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補足:壊れ性能です。やっとチート化しました。
スキル古代種の力:詳細は不明。
装備ローブ:自動再生、自動防御、耐熱・耐寒仕様
杖:アンコ―族専用の杖、MP80%off
アンコ―の靴:どんな足でもぴったりサイズになる、耐火・耐熱・耐水使用
アンコ―の眼鏡:地上でも水中でもアンコ―のつぶらな瞳でよく見える
所持品アンコ―の遺産:詳細は不明。装備品は全て遺産の一部。