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VRMMO(?)

 まともに完結できるまで書きたいです。

 飽きっぽい性格なので。

 途中で止まったら諦めたと思ってください。


「やらないか」

 男子8割、女子2割の潤いの無い学校の教室の中、ホームルームを終えて帰宅するか本屋に立ち読みに行くか悩みながら鞄にプリントの類を詰め込んでいると隣の席のバカがバカなことを言い始めた。

 そういった発言はやめて欲しい。後ろの女子が顔を真っ赤にしながら興味津々と言わんばかりに耳を傾けているじゃないか。

「オンラインゲームを、やらないか」

 ほら見ろ、後ろの女子が肩を落としてとても残念そうにこちらを見てくるぞ。どうしてくれるんだ、このバカは。

「めんどくさいからやらん」

「そう言わずにさー。俺とお前のナカじゃん、招待券渡すから本ばっか読んでないでたまにはこういった遊びもしてみろよ」

 言葉には気をつけろ。後ろの女子の鼻息が一気に荒くなったぞ。

「なんでわざわざ」

「このオンラインゲー、図書館や本屋もあるぞ」

何でそれを早く言わない。

「何でそれを早く言わない」

「ちょちょちょちょっと待った。顔近い、近すぎる。もっと離れろ」

後ろの女子の鼻息がいっそう荒くなり、ティッシュをとる音が聞こえてくるが、

「そんなことはどうでもいいんだよ。そのゲームには本が存在しているか否か、それが重要なんだ」

「あるんだよ。王都には大図書館があるし遺跡には古代の文字が長々と書かれているところもある」

読めるものがあるのなら何だって読んでやる。

「本当だな、本当にあるんだな」

「あ、ああ。あるぞ」

「よし、やってやる」

「そこまでマジにならなくても…」

「ああ? ナニか言ったか?」

「イイエ、ナンデモナイデス」


ということで、初めてのオンラインゲームに挑戦してみることになった。


 その日、1人の女子生徒が貧血で保健室に運ばれたらしいが、俺は何も知らない。知らないんだっ、貧血になった理由なんて。



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