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SEX ANDROIDとぼくの100日間  作者: 指江 導一
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第23話「企み」

挿絵(By みてみん)

「それにしても何なのあの子・・・。ねぇ、三繰、知ってる?」


ライサは注文した商品を待つ間、隣の三繰に話しかけた。


「ううん・・・」


三繰はそう答えたが、ほぼうわのそらだった。




2人は今、花成たちのもとを離れ、海の家に来ていた。




急に自分のことを花成の嫁だと自称するような謎の全裸爆乳美女が現れたお陰で、ただでさえ、危機感を感じていたライサは圧倒的な不利を実感していた。


幼馴染として私は花成争奪合戦に勝つ。


赤髪の彼女を知っているらしく、慌ててニレイとナナミクは急遽、キュウカの水着を買いに行っていた。




代わりに花成(かなり)とおるはビーチで留守番、ライサと三繰は海の家に買い出しに行くことになったのだった。




ライサは急なライバル、つまり、ニレイとナナミク、そして小麦色の美女キュウカに対抗するために最大のライバルと目される三繰と手を組むことを考えていた。




しかし、当の三繰は急に花成との結婚を宣言する美女が現れたため、ほとんどうわのそらだった。


それに花成とキュウカが話していた未来やアンドロイドなどの言葉も引っかかっていた。


何の話だったんだろうか。






そんなこんなで買い出しが終わり、三繰とライサが海の家を出ると、2人のいかにもチャラそうな男が声をかけてきた。



「へっへ。お姉さん、完全に俺のタイプだぁ。どう、これから楽しいパーティが向こうの洞窟であるんだけど。岬の下にある秘密の洞窟なんだけどイカしてるぜ。」


テンプレートのようなナンパをしてくる男A(名乗ってた気もするが、ライサの目からはそんな感じにしか見えなかった)に対し、ライサはふんと鼻をならした。


「はっ、アンタたちみたいなモブギャル男なんか用ないっつの。」


ツーンとライサは顔をそむけた。




「はぁ?オメーじゃなくてこっちのお姉さんだよ。俺は巨乳好きなの。お前、無いしな・・・。」


男Aはライサの胸部をじろじろと見ると、やれやれと首を振ってライサを押しのけた。


「なんですってー!?」


失礼な物言いにライサはムキーッと声を上げた。


絡まれたくはないが、それはそれで許せなかった。




「へへへ。俺はアンタみたいな細いタイプのが好きだから、どう俺は?」


ギャル男の男Aに対し、ゴリマッチョの男Bがライサを指さした。


「うるさいわね。どっちもお断りよ!」


「なぁ、良いだろお姉さん~。」


「え・・・。」


ツンツンしたままのライサに対し、男Aに言い寄られる三繰はただあたふたとしている。


あんなにも可愛いのに三繰はこういう状況は初めてらしい。


やれやれ、とライサは首を振った。



「ほら良いから行くよ。あんたらなんてお呼びじゃないっての!」


「うぎゃ!」


その後もあまりにもしつこかったので、バシャ、とさっき買ったばかりの飲み物を男Aにぶっかけてライサは三繰の手を掴んでズンズンと花成たちの待つほうへと歩いた。




「くっそ~覚えてろクソアマ!」


声を荒らげる男Aの声を背に受けながらライサは三繰にも怒っていた。


「三繰も優しすぎよ!あんなんマトモに相手にしないでいいの!」


「う・・・うん、ごめん。せっかく声かけてくれたし申し訳ない気持ちもあって・・・。」


「なにそれ!上京したての田舎娘じゃないんだから!そんなこと言ってたらすぐカモだと思われちゃうよ!」






「覚えてろアイツら・・・!貧乳のくせに!」


足早に去っていく2人をにらみながら男Aは逆恨みしていた。


「いいじゃんかぁ。俺はむしろ小さい方が好きだなぁ。」


男Bは呑気にデヘヘと笑っていた。対照的な2人だった。


「おう、お前らどうしたんだ?何だお前、めちゃくちゃ濡れてんじゃねぇか。」


2人の後ろから年齢は上のように見える大柄な男が現れた。




「あっ、アニキ!おつかれっす!いや、あの女どもが俺らのことバカにしやがって!許せねえんです!」


男Aは逆恨みも甚だしく口早にまくしたてた。


「何だと?・・・許せねぇなぁ。なら、懲らしめてやんねぇとな。二度とそんなマネできないように体に覚えさせてやりゃいいのさ。」


アニキと呼ばれた男はにやりと不気味に笑うとなにやら悪いことを考えているようだった。




「ア・・・アニキ何するつもりで・・・?」


ひとづてに聞いた話だがアニキは違法な行為もものともしない、ヤバい組織にいるとの噂を聞いたことがあった。


何やら考えているアニキの目は恐ろしいことを予見させるものがあった。




「良いか、お前ら。例の洞窟でパーティーと行こうじゃないか。」


「は・・・はぁ・・・。」


例の洞窟というのは、アニキの所属する組織が所有するという海岸の洞窟のことだった。


男Aと男Bもアニキに連れられ、関係者のみでBBQをしたことがあった。


ちなみに先程、男Aが三繰を誘ったパーティーというのはBBQパーティーのつもりだったが、アニキの目からはそれと別のことを考えている意思が感じられた。






「おーふたりとも遅かったなぁ。ちょうど探しに行こうかと思ってたんだ。」


海の家に買い出しに行っていた三繰とライサの帰りが遅く、心配していた花成が2人に声をかけた。




「フン、チャラ男にナンパされたけど断ってやってたのよ。」


まだプリプリと怒りながらライサが答えた。




「うん、ちょっと怖かったね・・・。」


三繰が元気無く答えた。




「え!?」


花成はドキリとした。なんてことだ、やはり自分もついていくべきだったか・・・。




「とりあえず怒りが収まらないから焼きそば食べるわ!」


ライサはドサッとシートに腰をおろした。




「あれ、俺のブルーハワイジュースは?」


いつの間に現れたのか(とおる)もいた。


「ふんっだ。」


道の問いに答えず、ライサはツンツンしながら焼きそばをかきこんでいた。


「あー、あれはライサちゃんがナンパくんにかけちゃったんだよね。でもそのお陰で助かったんだよ!」


ハハ、と三繰が答えた。



「おーい、まじかよー!俺のジュースー!喉乾いたー!」


道が大げさに天を仰いだ。


「アンタもどうせあのチャラ男と同じようなもんでしょ!だから良いでしょ!」


ライサが焼きそばをもぐもぐしながら睨んだ。


「なっ、ふざけんなよ~!とばっちりだー!」




「ま・・・まぁまぁ、私のピーチジュース飲む?」


三繰は自分のジュースを差し出した。


「三繰先輩・・・!天使・・・!対してライサの悪魔め・・・!」


「なんですってぇ~!?」


ライサと道の愉快なやり取りを眺めながら花成はなぜかざわざわとする気持ちが抑えられなかった。




その頃、アニキに連れられ、男Aと男Bは近くのホームセンターでロープとガムテープを買っていた。


「ア・・・アニキ、これを何に使うおつもりで・・・?」


「おう、よく聞けお前ら。・・・・・・。」


アニキは男Aと男Bにコソコソと話をしていた。

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