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SEX ANDROIDとぼくの100日間  作者: 指江 導一
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第14話「パジャマパーティー」

道の提案で花成の家でパジャマパーティーをすることになった。

そこで花成は三繰の気になる話を聞いてしまう。

挿絵(By みてみん)

家に戻るとみな、疲れて寝ようという話になった。






「パジャマに着替える?」


ライサはウキウキとしながら自宅から持ってきたパジャマを出した。




可愛らしい猫がプリントされたパジャマは、初対面にはこころを開かないが実は甘えん坊で気まぐれな


ライサの性格によく合っているようだった。




「ライサちゃんは猫ちゃんなんだ!私は、ワンちゃん!」


続いて三繰が出したのは犬の柄がプリントされたパジャマだった。


これもまた、三繰の人懐っこく明るい性格によく合っているようだった。




「あっ、ニレイちゃんはうさぎ柄なんだね!」


ニレイは先日花成とでかけたときに買ったパジャマを何種類か着回していた。


最初はその辺の店で買ったパジャマやスウェットを使っていたが、


安くて生地が薄いとすぐビロビロになるし、なによりニレイの体型がもろに現れてしまうので、


少し奮発して女子に人気と噂のブランド「ソフトクリーム・ペケ」のパジャマを花成は買っていた。




「うわー、みんなソフトクリーム・ペケなんだね!」


「う、ウサギ柄も犬柄も欲しくなってきたかも・・・」


女子たちはきゃいきゃいしていたが、道は着ているTシャツのまま横になった。


「俺はこれで~。寝るわ~。」


「おう、ちょうど良かった。お前にはもともと何も貸さないつもりだったからな。」


花成が自分のパジャマを出す。


その辺のスーパーで買った安売りのペラペラなパジャマだが、三繰への見得もあり、珍しく卸したてだった。


「うるせぇよ。」


道は布団にくるまった。




「あっ、明日の朝ごはんまだ買ってない!ちょっと買ってくる!」


花成は大事なことに気が付き、サンダルをつっかけて急いで出ていった。




「ふぃ~、まだ間に合った。」


花成は近くのパン屋で食パンを一斤買い、スーパーで卵やベーコン・野菜などを購入して出た。


近くのパン屋の食パンは値段の割に今話題の高級食パンにもひけをとらない美味しさだと人気だった。




「花成君!」


その時、聞き慣れた声が聞こえた。


「あれ、三繰先輩!?」


そこにいたのは犬柄のパジャマ姿に花成のカーディガンを羽織った三繰だった。


「どうしたんですか?」


「道君が、花成君ひとりじゃ荷物持てないだろうからって。ニレイちゃんが服とサンダルを貸してくれて。」


三繰は足元にはニレイのサンダルを履いていた。


「あいつら・・・。」


正直、全然ひとりで持てる量だったが、2人は気を効かせたのだろう。




比較的軽い食パンの袋を持ってもらい、花成はレタスなどが入ったスーパーの袋を持った。


「ごめんね。持ってもらっちゃって。」


「ううん。いいの。だって、今日は色々やってもらって、甘えてばかりだもん。」


三繰も体が小さいわけではないが、花成のカーディガンは大きいらしく、萌え袖になっているのが可愛かった。


初夏とはいえ、夜は冷える。




「・・・でも、ニレイちゃん、花成君の家のことよく分かってるみたいだね。このカーディガンもすぐ出てきたし。」


「まぁ、一緒に住んでるからね。伯母さんの家が決まるまではいるから・・・」


という設定にしようとニレイと決めていたのだった。


急な転勤でこちらに来ていて、頼れるのが花成だけだということになっているのだった。




「そっか。いいな、ニレイちゃん。花成君と一緒に住めて。」


「え、なんで?」


花成はドキッとした。


「だって、食事も作ってくれるし、家事も結構花成くんがしてくれるんでしょ?」


「えー。そんな理由?でも、なんでそんなこと・・・」


実は、銭湯でニレイが話していたのだ。


「いや、俺はバイトで遅くなることがおおくなるから実際はほとんどニレイにやってもらってるよ。」


「そう?良い関係性だね。ふふふ。」


三繰はニコニコとしているので、その柔らかな笑顔を見て花成も微笑んだ。


思えば、バイト以外で三繰と話すのは初めてで、この機会をつくってくれた皆に感謝だった。




家に帰ると、皆は寝るどころか、飲み物(酒ではなく炭酸飲料)とお菓子片手にわいわいとパジャマパーティが始まっていた。


「あれっ、皆寝てないのかよ・・・。」


「お二人を待ってました。」


ニレイが答えた。




「そうだぞ~花成~。三繰先輩と2人でラブラブしたいからって除けのけものにすんなよ~。


「なっ、そんなことないって・・・」


と花成は言いながらもちょっとはそんなことあるか、と思い直した。


「えっ!ナニソレ!私が行けばよかった!」


ごろごろしていたライサががばっと起き上がった。


「ライサちゃん・・・もう動けない~って言いながら真っ先に寝袋にくるまったのは誰ですか・・・。」


道がじとっと見た。


「・・・そ、それより花成と三繰に聞きたいことがあるんだけど!」


ライサが寝袋を着たまま立ち上がり、花成と三繰はその勢いに一歩下がった。


「な、なに・・・?」


「ちょうど、好きな人は誰かっていう話しをしてたのよ!さぁ、言いなさい!花成の好きな人は誰!?」


「そ、そんなこと急に言われても・・・」


花成は横にいる三繰をみやったが、同じように見られていたようで慌てて目をそらした。


胸のドキドキが止まらなかった。


「さぁ答えなさい!」


「そういうライサは誰が好きなんだよ!?」


「えっ、わ、私は・・・その・・・か・・・ごにょごにょ・・・!」


「ん?」


花成はごにょごにょと言っているライサの口元に耳元を近づけた。


「そ、それより・・・!三繰ちゃんは好きな人いるの!?」


急に当てられた三繰はうつむいた。


「お、矛先を変えたな。」


道はニヤニヤと笑っている。


「・・・いるよ。」


三繰は顔を赤く染めながらボソリと言った。

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