5ともだち
「じゃあ…もしかしてあなたはパラジット捜査官なんですか?」
「はい、申し遅れました。パラジット捜査官保護班の神威命といいます」
ニコッとミコトは笑って見せたが白子はエッと驚いた。
「じゃあなんですぐに助けてくれなかったんですか!私に戦いまかせましたよね!?」
「えーっとそれは…その」
すぐにHIが視えないとは言えなかった。なんと説明したらいいかわからず、ミコトは苦笑いをする。白子はぐすぐすと泣いていた。さらに慌てるミコト。なんとかしようと考えていると白子はキリッとミコトを睨んだ。
「もしかして、視えないんですか?HIが…」
「え、あ…はい」
白子の圧に押されて降参したかのように、素直に答えてしまった。自分で言っといたのもあれだが白子もびっくりする。白子も知っていたのだ、捜査官の中に一人だけ視えない捜査官がいるとう噂を。
「参りました…助けに来たはずなのに、君に正体までばれてしまうなんて」
「うっそ…本当にいたんだ」
「あのぉ、できればこのことはぜひ内密に…」
「決めた!」
「え?」
白子は目を輝かせる。
「私、パラジット捜査官になります!確か…HIを駆除するのが討伐班でしたよね?」
「ちょっと待ってください!なんでそうなるんですか?なんで君が捜査官なんかに…」
ミコトは思わずバッグを床に落としあたふたと、ふためいた。白子はぺこりと頭を下げ、お辞儀をする。
「お礼です、私、あなたの目になりたいです」




