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神は何を思う?  作者: 桜花蒼衣
始まりは3歳の誕生日
10/13

閑話-パーティ会場で-

4月11日 タイトル変更

 突然のことにアレクは動けなかった。しかし、直ぐさま行動を開始した。アイコンタクトをとり、たった今話かけてきた客人を捕まえる。その行動に王が動く。

「直ぐさま追跡の兵を出せ」

「エイス。すでに準備完了し森の前で待機しています」

 王の横から白に近い金の髪をなびかせ、柔らかく微笑んだ女性が出て来た。

「ユリア」

 ユリア・アーダルベルト=フェルト。この国の王妃であり、また王都の領主でもあるユリアはハクヨウ王国一の美人としても有名である。

「アレキサンドル」

「は。王」

 既に兵士に捕らえた3人を引き渡したアレクが、ジョシュア、リヒトと共に王の前でひざまずく。

「兵と共に子供達を追え」

「承りました」

 そのまま立ち上がり開けっ放しのテラスへ移動した。そのまま手摺りを乗り越えた。


 待機していた兵士を3手に分け、3方向から進軍させる命令をだしアレクとリヒト、ジョシュアは森へ分け入った。

 微かな月明かりを頼りに森を進む。どんな小さな物音も聞き逃さないように油断なく歩みを進めた。

 森の中央に広がる広場に後少しというところで、上空から凛と張り詰めた音がした。見上げると木の葉が舞い上がり、それに隠れるように、白い服を着た人影が覗く。月明かりにナイフが輝くのが見え、すぐ後に何かが弾け飛ぶ音がした。

 直ぐさま3人は走り出した。

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