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神は何を思う?  作者: 桜花蒼衣
プロローグ
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プロローグ

初投稿です。優しい目で見てください。

 かすかな光に目を開けるとそこは闇の中だった。小さな光が俺の存在を気付かせる。

 ああ、確か子供を助けようと、車の前に飛び込んで……。

 俺は死んだのか。

大神響(おおがみひびき)家族が欲しいか?』

 闇の中で声が響いた。

「欲しい」

 俺は頷いた。

『この世界を棄ててもか』

 この世界?

 今だかつて、この世界が俺に何かしてくれたか?

 俺は、家族が欲しい。

 俺を愛してくれる家族が。

 だから、俺は頷いた。

「ああ、俺はこの世界を捨てる」

 光は消え、完全な闇が広がった。


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