表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
38/87

鍵の落とし主

そんな風に(にぎ)やかに登校している3人組に足早に近づいてくる子供がいた。川村玲子(かわむられいこ)だった。彼女はいつも通りの不機嫌(ふきげん)そうな顔つき、かつ、何か(なや)(ごと)でもあるような深刻(しんこく)な面持ちで3人組に近づくと、玲也(れいや)の顔をギロリと睨みつけてから、物凄(ものすご)くぶっきらぼうに「ありがとう」とだけ言うと、(きびす)を返し、またぞろ、物凄い速足(はやあし)で学校へと向かっていった。


玲也があっけにとられたような(ほう)けた顔をしていると、「(かぎ)のお礼らしいね、彼女、鍵を持ち上げていたよ」とシマオが解説(かいせつ)してくれた。玲也は玲子が鍵をポケットから出して見せていたことには気づかなかったので、「あ、そうなんだ、なんだ、びっくりしたぁ」と間の抜けたことを言うのだった。そして、そんな玲也のことを親の(かたき)でも見るかのような(くや)しそうな形相(ぎょうそう)(にら)みつけるフジショーだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ