↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
30/88

宝田大橋交差点で

宝田大橋交差点たからだおおはしこうさてん到着(とうちゃく)した3人(さんにん)は、歩道(ほどう)信号(しんごう)(あお)になるのを()つ。信号(しんごう)(あお)()わってもすぐに横断歩道(おうだんほどう)(わた)らず、(すべ)ての自動車(じどうしゃ)完全(かんぜん)停車(ていしゃ)したのを見届(みとど)けてから横断歩道(おうだんほどう)(わた)る。(わた)()った直後(ちょくご)玲也(れいや)が「あれ!?」と不意(ふい)(こえ)()げた。それにつられて玲也(れいや)(ほう)()2人(ふたり)(つづ)けて(かれ)が「あれ、川村(かわむら)じゃね?」と()いながら(ゆび)さした(さき)には、水門橋(すいもんばし)用水路(ようすいろ)(がわ)()(くら)斜面(しゃめん)中腹(ちゅうふく)には、川村玲子(かわむられいこ)のように()えるしゃがんでいる子供(こども)姿(すがた)()えた。


早速(さっそく)、フジショーが「かわむらーーー!そこでなにしてんだーーー!」と(さけ)んだが、それに()づいたその人影(ひとかげ)はびくっとした(あと)、こちらを一瞥(いちべつ)するや斜面(しゃめん)から()()りて水門(すいもん)(なか)(はい)ってしまった。「ちょっと、(なに)してんだよ」と玲也(れいや)がフジショーを(とが)めると、シマオも「完全(かんぜん)(おどろ)かせてしまったね」とツッコミを()れる。フジショーに(たい)する玲子(れいこ)心象(しんしょう)がどうなっていたかは読者(どくしゃ)のご想像(そうぞう)にお(まか)せする。


「どうする?」と(だれ)にとは()()いかける玲也(れいや)だが、(いま)さっきのことなのでフジショーは(なに)戸惑(とまど)っている。シマオはニヤニヤしながら「(おどろ)かせてしまった以上(いじょう)、もう(なに)もしない(ほう)()いと(おも)うよ」と無碍(むげ)返答(へんとう)をする。(なに)かと彼女(かのじょ)接触(せっしょく)するための口実(こうじつ)(つく)りたいフジショーは、「でも、(おんな)()1人(ひとり)であんな(あぶ)ないところにいるのはダメじゃねーか?」と自分(じぶん)()()かせるように()べた。


玲也(れいや)とシマオが(かお)見合(みあ)わせてにやける、それに(たい)してフジショーが抗議(こうぎ)する、「な、(なん)だよ、そ、そんな(へん)意味(いみ)じゃねーよ」と。2人(ふたり)ともそんなことはわかりきっている、それに、この年齢(ねんれい)(つよ)性的関心(せいてきかんしん)があるとしたら異常(いじょう)だ。「まあ、『(おどろ)かせてゴメン』と()いに()くのが()いのでは?」と()うシマオの(たす)(ぶね)に「あー、それそれ」と(わた)りに(ふね)()っかるフジショーだった。玲也(れいや)苦笑(くしょう)いをしながらそれを見守(みまも)るのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。