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高校二年生、三年0学期というクソみたいな文言とともに冬休みが明け始業式。

校長のあいさつは相対性理論を感じるほどに時の流れを遅く変え、充分に温まっていない体育館はそれを酷いものにする。


そこそこ楽しくて、そこそこ遊んで、友達、成績、身長、顔もそこそこある、そこそこの日々。

友達はそこそこじゃないかも……。でも、人によっては幸せといってみたりする生活。


週休2日の学生生活の始まりをつげた始業式の放課後、冬休みを満喫した俺は課題をやり忘れ教室に居残りしていた。

教室には俺のほかに二人、酷く静かで、郵便のカブのエンジン音、吹奏楽のラッパ音、運動部の掛け声、そしてかすかに聞こえる時計の秒針が動く音が聞こえた。


カチッ、カチッ、”カチッ”


教室が消えた。

それは何の予兆もなく、起こった。

町の喧騒はもうなく、鳥のさえずりとそよ風の音がそこにあった……。それと一緒に残っていた二人。

皆一様に口がぽかんとなり、目を合わせた。

突然のことに皆、困惑していた。

それもそうだ、ここは森のなかであったのだから。









読んでくれてありがとう!

愛してる!

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