前へ目次 次へ 28/30 幾許の時間 君がもし夢から覚めて、そこに僕がいなかったとしても、どうか泣かないで欲しい。二人で過ごした時間は何よりもかけがえのないもので、そして確かにそこにあった現実。 年月が君から僕の記憶を奪ってしまったとしても、決して悲しまないで欲しい。その代わり、僕が君の事を覚えているだろう。永遠に、死ぬその瞬間まで。僕は君との思い出を胸に生きていくだろう。 例え時が僕らの愛を奪ってゆこうとも。 例え一方的な恋になろうとも。