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大晦日

作者: 田中浩一


大晦日


移ろいゆく時がまるで

笑顔を僕たちに贈って

足早に立ち去るようだ


自分の足で歩くようになって

そんなに経ってないけれど


家族をもって

思いやる気持ちと幸せを

心に刻みながら

思い出は増えていく


きっと明日は来る

新しい朝日は

僕らをどんなに照らしてくれるだろう


悲しい出来事も

目を瞑りたくなる報道も

対岸の火事のように感じてきたけれど


Facebookを始めて

遠く離れた人の不幸や哀しみに

出会うたび

小さな国の

数少ない同胞の災難だと

心を痛み出来ることなら

何かしたい

手をさしのべたいと思う


行き場のない

感情をみんなはもっていて

時々、感情的な言葉を文字にするけれど

「それぐらいいいじゃない」

ナイフの切っ先にも似た

鋭い言葉にも

「それはきっと君と僕との偶然なんだ」


人間の創った

時間の概念は

新しい時を刻む

だから心と煩悩を洗い流して

「明けましておめでとう」

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