ダリアは エリオットより先に離縁状出します
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ダリアは頭を冷やすために豪華な宮廷の豪華なトイレに隠れた。エリオットとピンクちゃんとの会話から、明日には婚姻届が出るという。では、私はいつ離婚された? 離婚届はいつ出された?
セバスも今日の昼間の書類のサインを私に依頼してきた。つまりセバスも知らない。すぐ帰ろう。思い立ったらすぐでしょ! せっかく着込んだドレスはもったいないが、見せる人がいない。さも急用がの体で、馬車止め場で待つ御者に帰宅を急がせる。
屋敷に着くと同時に 執事のセバスに声を掛ける。
「セバス、旦那さまから直接書類を預かっていないかしら?」
「奥様、早いお帰りです。何かありましたか?エリオット様は一緒ではないのですか」
「そうなの、一緒でないわ。旦那様は可愛いピンクちゃんと一緒なの」
「ピンクちゃん?・・・書類ですか?はい、2通預かっています」
「見せて頂戴」
慌てたセバスが執務室に書類を届けてくれた。お義母様が亡くなる前から、ラザフォード家を支えているセバスとマーサに声を掛ける。
「一緒に見てもらいたい書類があるの」
本来なら見ることはできないが、ダリアの剣幕に押された。
封印は、子爵家のものなので、開封は簡単。本来正式な名称入の封印が必要だが、若い貴族は自分の家の略式を使うことがある。ただ、離婚や結婚、死亡、出生 家督相続、その他諸々の手続きを領主がするときは、家の名称が入った封印を使う。そんなことも知らないのか。エリオット残念だよ!
1通目は、勝手に書かれた離縁届
2通目は ピンクちゃんとの婚姻届
セバスもマーサも目を見開いて声が出ない。さあ、忙しくなるわよ!ダリアは、ドレスを着替える間もなくし執務室で仕事を開始する。頭の中に必要事項が湧き出る。
明日、2通の書類を届ける前に、取引先の変更の知らせを出さないといけない。ダリアの名前で記入された、お金にまつわる各種仕事や書類の名前の変更の知らせを送る。すべて本来のエリオットに変更する。
本来はお義母様が亡くなった時に変更するべきだった。お義母様は、生前からダリアに仕事の引継ぎを進めていたので、死んで急に変更しなければならない物はほとんどなかった。
私は、よく働いたと思う。すべてお返しします。日常の支払いは、セバスだから多めに渡しておかないと。屋敷内が回らない。義母から譲り受けた商業ギルドカードは、義母名義なのでこのままエリオットに残す。
ダリアの持参金はお返しいただく。だって、白い結婚だからね。書類と帳簿は分かりやすいように執務机に並べて置く。
あとは 自室に戻って、荷造りに精を出す。大きなカバン2つで簡単に収まった。マーサさえ呆れている。7年間義母とラザフォード家に尽くした結果が カバン2個。平民になって必要でないドレスなどは後で処分してもらう。
ダリアの頭の中は、冷静そのものだった。いずれは出ていこうと思っていたからだ。ぬりつぶされた7年を取戻すために、明日に向って走れ!。
旦那様の離婚届の前に教会に行って、ダリアが書いた白い結婚の離婚の書類を届ける。
早朝、セバスとマーサに最後のお礼を伝えラザフォード家を出た。
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