洋服屋ダリアに順調、家族が増えました
離婚手続きして三か月後、新しい生活に慣れた頃セバスとマーサが白い結婚が証明されたことと無事離縁できたと伝えに来てくれた。セバスとマーサはラザフォード家の要だったのに辞めさせられた。たいした退職金もエリオットは出さない。恩知らずめ。ダリアは一緒に暮らしてほしいとお願いをした。
何もやってこなかったエリオットに仕事自体が分からない。お義母様が抱え込んでいた仕事はすべてダリアに引き継がせた。それを直接引継ぎもしていない。なんだかんだとセバスを頼った。セバスは屋敷の内向きは分かるが外向きは知らない。残された書類の多さにエリオットはお手上げだった。
働き過ぎでセバスが倒れた。
新しい奥様ミリーとマーサが合わない。我儘で自分勝手、子爵夫人の自覚がない。子供がお腹にいるからと何もしない。食べて寝てぶくぶく太りだしてきた。お産に良くないと言えば
「五月蠅い!」
ミリーは大声を上げる。可愛らしいピンクちゃんはふてぶてしいピンク豚になった。ミリーは疲労困憊のエリオットに苦情を言う。
マーサが屋敷に必要でもミリーの小言がうるさくてエリオットは、解雇を言い渡した。二人はそろって、屋敷を出た。
セバスがいまの服のリメイクを商売としてちゃんと形にしようと言い出した。マーサは優秀なお針子に変身した。裏庭は家庭菜園になる。玄関はセバスが花を植え素敵な庭が作られた。玄関を入ってすぐの広いリビングをお店に改築。衝立やカーテンで間仕切りして試着室に。
セバスたちの部屋にと用意した部屋は棚を入れて材料室に、出来上がった服や預かり服の保管庫にと変わっていった。まだまだ若いから2階でも大丈夫だと二人は言い張った。
11歳になったリリアが両親を連れてお針子見習いになりたいとお願いに来た。ちゃんとした洋服屋でお針子になることを勧めたがどうしてもここで仕事したいとお願いされた。両親も行儀見習いでいいから本人の希望をかなえたいとセバスとマーサと相談する。
リリア一人ぐらいならマーサが面倒見れるから雇ったらと言われた。とりあえず見習いとして雇うことにした。自宅が隣なので近いのも決め手になった。親も安心して預けられると喜んでいた。
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