表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
拝啓、神様。 転生場所間違えたでしょ。  作者: 熊ごろう
森の賢人

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

61/156

「60話」

ちょっと出先から戻れず本日の更新出来そうにありません。

次話更新は明日とさせてください(´・ω・`)申し訳ないです。

風呂に行く前に必要な物揃えないとね。


と言うことでまずは雑貨屋さんにきておりますよ。

タオルぐらいあるだろーと来てみたけど、ちゃんと石鹸やら桶もあった。ありがたいね。


……あとちょっと良さげな櫛も見つけたのでこれも購入しておく。

ちょっとね、タマさんのご機嫌取りってほどじゃないけど……ほら備えあれば憂いなしって言うじゃない?


お風呂の結果によっては爪研ぎにされる未来がありそうなのでね。ハハハ。



「それじゃ石鹸とタオルと着替えと……そんなもんかな」


「ニャー」


大体買ったのでお風呂行きますかね。


「混んでるかなあ、空いてるといいんだけど」


「ニャー」


俺もタマさんも目立つからね。

出来るだけ空いていてくれたほうが有難いのである。


「宿のお姉さんの話だと割と近くってことだけど……」


「ニャ」


地味に距離あるなあ。

歩いて15分かそこら経った気がする。


……というかね。


「……タマさん、さっきからニャーしか言ってないけど……」


「フシャーッ」


めっちゃ威嚇された。



どうどうとタマさんを宥めて少し歩いて行くと、前方に一際大きな建物が見えてきた。


建物から出てくる人は皆、髪がちょっと濡れている。

たぶんあれが目当てのお風呂屋なんだろう。


「ここかー……意外とでかいなあ、ここ」


「……」


タマさんてばすっかり無言になってしまって……。

だがしかし、何時までもあんな埃まみれというのは良くない。

なので心を鬼にしてタマさんへと声を掛けるのであった。



「タマさんタマさん。 行きますよ?」


「ぶにゃ」


可愛いな!もう!

何かいじけたタマさん見られただけでもう満足して……いかんいかん。

タマさんの気が変わらないうちにささっと風呂に行かねば。



タマさんの手を引いて風呂場へと向かう俺。

気分はお子様連れの父親である。


記憶あれだから子供居たとかも分からんのだけどね。



とりあえず、中に入って……入り口が一つしか無い、まさかの混浴であった。

まあ、野郎しか居ないんだろうけどな!



ささっと服を脱いで風呂道具一式をもって扉を潜る。

湯船に人影が見えるが、ありがたいことにごく少人数であった。

ガラガラなのはありがたいね。風呂屋にとってはそうじゃないだろうけど……たぶん夜が混むんじゃないかな? 仕事終えてひとっ風呂とかそんな感じで。


「何かルールとかあるんかねー」


「ニャッニャー」


こう、ルールとか気になるよね? あ、ならない?

何かローカルなルールとかありそうでさ、それを知らずに入ると常連のおっさんに怒られたりとか……まあ、いいか。気にせず入ろう。


んで、タマさんさっきから背後で何をやってらっしゃるので?



「湯気が嫌なのね……」


踊ってるのかなーと思ったら、湯気を払ったり目をゴシゴシしたてたらしい。

湯気が嫌いなのかー……ここまで来ちゃったし、ぱぱっと済ませちゃおうか。 ゆっくりするのは今度一人で来たときにすれば良いし。



「んー……湯船に浸かる前に洗うかな?」


「……ニャ」


タマさん埃まみれだからなあ。

お湯かけただけじゃ取れないだろう。


そんな訳で洗いますよ?


「タマさん、お湯かけるから目をつぶってねー?」


とりあえず洗い場にいって、自分にお湯を……そして動かないタマさんにもお湯をざばぁっとかける。


タマさんてばぶるぶるするでない。

辺りに色々と飛び散ったじゃないかー……しょうがないにゃあ。


「おし……それじゃ洗うけど、どうする自分で洗える?」


「ニャ……」


さすがに洗うのは自分で出来るようだ……。


ものすっごいしょんぼりした顔しながら洗ってるけど。


あんま見つめてるのも失礼だし、自分もさっさと洗ってしまおう。

新品の石鹸を泡立ててーと。


「ぷぅ……んん、髪がギシギシいってるなあ……やっぱ石鹸だけだとね」


泡を洗い流したけど、髪が半端じゃなくギッシギシいってる。

何時ものことだし、石鹸だからしょうがないんだけどねー。


せっかくお風呂入ったんだし、何とかしたいところではある……んんー。


「リンス……なんだっけムクロジだったっけ? 石鹸代わりになるやつ」


なんか石鹸代わりになる木の実あったよね、確か。

たぶん、普通ならあくまで石鹸の代用品なんだろうけど……。


「リンス効果とか諸々ついたムクロジの実……出来るかな? ……誰も見てないな」


俺の能力使えば出来ちゃう気がするんだよね。

失敗したら失敗したで石鹸で洗い直せばいいんだし、やってみようと思う。


……よし、誰も見てないな。

お肌にも毛にもむっちゃ良い感じの実よ、なるのです。

全てはタマさんのためにっ!


「……出来たし」


「ニャ? それ何ニャー」


死んだ目をしていたタマさんだけど、俺が何か実を作ったのを見て興味を示す。


ごめん、タマさんこれ食い物じゃないんだ……いちおう食えはするぽいけど。石鹸代わりなんだよね。


「石鹸代わりになる実だよ……いや、そんな絶望した目で見られても困る……」


なんかすっごい目で見られた。

食い物じゃなかったのがそんなショックだったのかタマさん……。



まあ、洗うんですけどね。

タマさんにもムクロジをこすって作った泡をお裾分けしつつ、自分のも洗う。


ギシギシした感じは消えたし、変なべたつきとかも無い。

割と上手くいったのではなかろうか?


「んっし、あとは湯船に浸かって帰りますかねー」


洗ったので湯船につかりませう。

タマさん、逃げちゃダメですよ?


「タマさん、実は結構ほっそりしてるよね」


「ニャッ」


にゃんこって濡れるとビックリするぐらい細くなるよね。タマさんも例外ではなかったようだ……お腹以外は。


とか考えてたら尻尾で背中叩かれた!

バチュッとか尻尾で出せる音じゃないぞ!?




まあ、色々あったけど無事お風呂から出ることが出来た。


バリバリ。


タマさんもホコリがとれて、艶々した毛艶になったし良かった良かった。


バリバリバリ。


さっきからバリバリとうるさいけど。

今はタマさんと二人、宿に戻って寛いでいるところだ。


バリバリッ。


あとは……。


「……さて作るか」


俺が果物を作るだけである。


ちなみにバリバリと言う音の正体は、タマさんが盾で爪研ぎしている音である。

装備屋から借りた盾……タマさんの爪によってズタボロになっている。



……失敗したら死ぬんじゃなかろうか、俺。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ