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張
李が見た所、特段、街の様子に変化はなかった。
馴染みの酒店に行く。
「先生、いらっしゃい」店主が出迎えた。
「この間、少林寺が爆撃された。街に怪しい者はいなかったですか?」
「さあ、それらしい人は思い当たらないですね」
「わかった」と言って李は店から出た。
李は武館を訪れた。
「李先生、しばらく」館主の黄は李を歓迎した。
「この間、少林寺が爆撃されました」
「何者の仕業です?」
「多分、清が関係してると思います」
「フム」
「我が一門も協力いたします」と館主は言った。
その頃、街に張が現れた。