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李英風街へ
翌朝
僧達は焼け跡の始末をしていた。
李と大師は部屋で話をしていた。
「この様な事をするのは清でしょうね」李が言うと「ウム。しかし、何故一気に攻めないか分からん」と大師は言った。
「犠牲を出したくないかも知れません」と李が言う。
そこに僧が一人、部屋に入って来た。
「大師。この様な物が落ちてました」僧が大師に見せるとペンダントの様な物だった。
「フム。どこかで見た事がある」大師は言った。
「街に行けば手懸かりがあるかも知れません」と李は言った。
「よし、ではペンダントを持って街に行き様子を見てきてくれ」と大師は李に言った。