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オタクの僕に恋愛させようとするのが間違いである。  作者: 3ri
第1章 知りたいもの、知りたくないもの
4/13

このお話、「させようとする」感少ないですよね

 サブタイの通りである。

 ただのハーレム寄りのクソ小説じゃねえか。

 もはやタイトルなんていらねえんじゃね?

 これの前に試しにひっそり書いた矯正計画(プロジェクト)話や語彙力がない話はまだ作品名通り行ってましたよ?

 このお話なんなの?ほんと。巨乳まみれでイチャイチャしてるだけじゃねえかよ。

 クソ音ゲーマー巨乳好き筆者出てこいや!!!1回でいいから死ね!!!壁の悲しさ思い知れ!!!


  四月朔日(つぼみ)






 こんなことを書いているのも筆者ですよ…?(筆者)







 なんでこんなものが家に送られてきたんだろう。

 しかも物凄く見覚えのある名字なんですけど。

 しかもかなり嫌いな名字なんですけど。


 あのハーレム一件からひと月が経ち、今や8月半ば。大絶賛夏休み中である学生達だが……


 僕は毎日が夏休みである。ので関係ない。


「しっかし、これ……ファンレター……か…?えらく批判が強い内容だけど……」


 どこぞの筆者は書きながら泣いているよ。(筆者)


「まあいいや……しかもこの住所、隣の家じゃないか……届けてやるか……」


 僕は外に出て、隣の家の便箋(びんせん)入れにこのファンレターらしきものを入れ、部屋に戻る。


「本屋でも行こうかな……」


 僕はライトノベルが好きなので、たまにブックオブでラノベをひたすら立ち読みすることもある。その時は大体閉店までぶっ通しで読むのが僕の中ではデフォルトだ。

 考えていると行きたくなってきたので、向かうことにした。





「いらっしゃいませこんにちはーいらっしゃいませこんにちはーいらっしゃいませこんにちはー」

「ブックオブ……ですね…」

 某金髪ぽっちゃりさんのツッコミはここでは通用しなかった。

 早速ラノベコーナーに向かおう。


 きっと常人が来れば同じ色の本だらけで目が痛くなるだろう。でも僕にとっては慣れっこである。


 ……これ…なんか雰囲気に見覚えが…


「オタクの僕に恋愛をさせようとするのは断じて違う!……?」


『させようとする』…というのが非常に心残りである。

 …まあとやかく言わず読んでみるか。


 ………


 ……


 …


 サブタイの通りである。

 ただのハーレム寄りのクソ小説じゃねえか。

 もはやタイトルなんていらねえんじゃね?

 これの前は知らないけど矯正計画(プロジェクト)話や語彙力がない話はまだ作品名通り行ってましたようですねぇ?

 このお話なんなの?ほんと。巨乳まみれでイチャイチャしてるだけじゃねえかよ。

 クソ音ゲーマー巨乳好き筆者出てこいや!!!1回でいいから死ね!!!オタクの非リアさ思い知れ!!!


 ……あれ…?不思議とファンレターのようなものと同じ気持ちが……


「でも、続きが気になるな…」


 そう思っていると、同じ本を取ろうとした手が触れ合った。


「あっ、すいま……うっ!!!」


 僕は何も言わずダッシュでブックオブから出た。

 そして全速力で帰った。


 現在、自分の部屋。


「なんで四月朔日(つぼみ)(あおい)がいるんだよ〜〜〜〜〜!!!!死ね!!!死ね!!!」


 四月朔日葵。僕のクラスメイト。しかもかなり目立っている方の存在。何であんなとこに…?

 何故、あいつがラノベを……?

 頭がイかれそうだ。わけわかんねえ。死ね。


 考えながらイライラしていると、携帯から通知音が鳴る。


 イナ:お兄ちゃんっ♪


 イナもとい、(かなめ)愛衣菜(あいな)だ。

 そうだ。こいつに聞いてみよう。


『なぁ』

『なぁに?お兄ちゃん』

『ちょっと、四月朔日葵について聞かせてくれないか?』

『…?』

『いや、今日ブックオブで見かけちまってさ、手が触れちまって全速力で逃げてきたんだよ』

『またー、どうしてにげるの』

『同級生に決まってるからだろ。でも何であいつあんなとこにいたのかなーってすごく気になってさ』

『@tsubominohana』

『?』

『これ、葵ちゃんのアカウント』

『…?」

『みてみるといいよ、多分大体わかると思う』

『わかった、ありがとう愛衣菜』

『イナって呼んでよ!!』

『ごめんごめん。愛してるよ、イナ』

『…////』


 とりあえずこのアカウントを覗いてみよう。


 つぼみん@オレチガ愛読

 オレチガ愛読者です♪

 声優志望 中3




 …………………フォローしてみよっと……


 秒でフォロバが返ってきた。


「はええ!!!」


 そうすると、リプライまで返ってきた。


『フォロ〜ありがとうございます♪』


 うわ。こいつネットでまで媚び売ってんのかよ。キモ。まあいいや。


『北の国でアニメオタクしてます、よろしくお願いします〜』

『奇遇ですね!私も北の国に住んでます!』


 いや、知ってる。


『北の国と言っても広いですからね〜』

『そうなんですよー…なので会いたい人がいても会えないというのがよくありますよね!』

『その通りですね……ちょうど今僕は友達探ししているんですよ』

『そうなんですか!!会えるといいですね!』

『ですねぇ』


 ここで会話が切れた。割と話題は振れたし振られたと思う。


 DM、送ってみようかな……

 少し迷い、僕はつぼみんという人物にDMを送ってみることにした。


『いきなりすいません。今、おいくつですか?』

『15の中3です!!』


 俺の知人は閃光の如く返信が速い。


『同い年ですね〜、僕も中3ですよ』

『なんだか、接点が多いですね!!』


 姿見たら驚くと思うけどな。


『北の国のどこ市出身ですか?』

『滝海市です!!』


 うん同じ。当たり前だけど。


『僕も滝海市ですwなんだか怖いですねw』

『もしかして那芽須中ですか…?』

『………その通りだす……』

『誤字ってますよ!!本当に全く一緒ですね!!明後日から学校ですね!!』

『あはは、僕は体調が悪いからもしかしたら休むかもね……』

『どうしてですかー?学校楽しみです!!』

『お前のように学校楽しめる奴じゃないんだよ僕は』

『…?いきなりどうしたんですか……?』

『いや、だってお前………今日、ブックオブで手に触れた人間がいなかったか?』

『もしかして……保科悠理?』

『その通りだ。あいにく同じ学校の同級生は嫌いでな。お前がどういう人物なのか知るためにこの垢をフォローしたんだよ』

『……どうして、学校にこないの…?』


 当然の質問である。というより僕という人間である以上この質問は避けられない。


『お前みたいな人間が嫌いだから、これでいいか?答えは』

『あたし、なにもしてない……』

『俺はその雰囲気が嫌いだ。じゃあな』


 前回同様ブロックして終わらせました。


「これでいいんだよ、これで…」


 あいつにとって俺という人間はただの石ころのような存在に過ぎない。どうとも思っていないはずだ。







 そういえば、あいつのアカウントに声優志望ってあったよな。どんな声してたっけ……


 やばい。気になってきた。気になっちゃいけない人間を気になってきた。


 どうしよう。学校いこうか………イヤイヤイヤ、どうせいじられておしまいだ。陰口言われて心がギタギタになるだけだ。バカな考えはよせ、僕よ。


 心のモヤモヤは月日が解決してくれるだろう……





 つづく。

女の子を叩いてから仲良くなる悠理君はゲスの極み野郎ですね。

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