次に僕の現状を知らせます
おはようございます。皆さん、眠れましたか?
僕は眠れていません、何故かって?
妹が深夜2時くらいにいきなり布団に入ってきたんですよ。
そっからずーーーっと眠れなくて、半分死んでますよ、うん。
いや、こいつ相当ブラコンなんですよ。ほんとに。
なんでなんでしょうかね。こいつ学校で目立てるプロポーション持っているんですよ?
彼氏とか………普通に作れるような奴…のはずなのに……
「起きろー悠花ーーー朝だぞー学校いけーー」
どの口が学校行けとか言ってやがるんだ。
「あと15ふゆ……」
「ふゆ?寒いのか?ならストーブを焚いてやろうじゃねえか?起きるならなんでもしてやるぞ?」
現在7月です、こんな時期にストーブ焚いたら地獄です。
「もぉ〜、せっかちぃ〜……」
妹の半寝言など完全無視してストーブのスイッチを入れ、向きを妹の顔の方向に向けた。
…3分後。
「ぐぎゃーーーーーー!!!あついい!!!汗かく!!今冬じゃありません!!夏です!!ストーブなんて時期違いです!!!」
「お前がふゆって言ったからストーブをつけましたよ〜?」
「元々は筆者の誤字のせいです!!そのまま流用しないでください!!!」
すいませんでした。(筆者)
とりあえず悠花は起きたしいい………くないですね。
なんでこいつすっぽんぽんなんだろう。
「悠花……何故すっぽんぽん……?」
「ん?……………っっっっっっ〜〜〜〜!!!」
顔が真っ赤になりました。ちなみについ最近まで一緒に風呂に入っていました。
「へんたい!!!脱がして襲ってたんでしょ!!!!へんたいへんたい!!!」
「僕は健全だからそんなことはしない!!!」
「なんで!!!ちゃんと脱いでいつでも襲ってもらえる状態にしてたのに襲わないの!!!!………はっ!」
「自滅お疲れ様…」
「ばか!!!ゆーにぃのばか!!!!」
走って行って部屋を出て行った。すっぽんぽんのままで。
悠花のパジャマはこの部屋に置いてありました。僕にどうしろと……?
とりあえず干しておきました。
とりあえず、朝飯でも食いに下に降りるか……
朝飯を食い終え、部屋に戻った。
僕は布団に寝っ転がる。
「あ、イナから返信きてる」
『お兄ちゃんって、学校行ってないんだよね…?』
なんで知っているんだ!?僕はイナに登校拒否の事は一度も言っていないのだ。
『何故それを知っている!?』
『友達から聞いたの』
『お前…俺と同じ学校の友達が……?』
『ううん、いないよ。でも、流れてきたの』
イナに知られたくない事を知られてしまった……
『学校、行かないの……?』
『行くわけねえだろあんなとこ』
『そ、そっか……私は行ってくるね、お兄ちゃん、行ってきますのちゅーしよ…?//』
『しよっか。イナ、行ってらっしゃい(チュッ)』
『えへへ// 頑張ってくるね!』
『おう、待ってるからなー』
相変わらず他人が見たらスクショされて晒されるような荒ぶりっぷりを魅せるダイレクトメールだ。
しかし、何故イナが僕が登校拒否をしているというのを知っているんだ……?
このモヤモヤを抱えたまま、時間が過ぎていった。
昼。寝ているだけもつまらねえ。
ゲーセン行くか……
僕には行きつけのゲーセンがある。そこで音ゲーをテキトーに触って帰ってくるのが日常でもある。
とりあえず行こう。ゴチャゴチャ喋っていても何も進まないだろうし……
「イラッシャー、お、シナじゃーん、相変わらず登校拒否?」
「うるせえな、俺はここが学校だ」
「すんげえパワーワード……」
ここの店長とはかなり仲が良い。こうやってタメで会話できる程だ。
「まあ、楽しんでらっしゃい。いつも通りドンクロかい?」
「そんなとこかな。今日は何曲か詰めたらすぐ帰るよ」
そして僕はドンクロ、太鼓の玄人の筐体の前に来た。
先客いるな………あれは……、あっ。
「シナくん!!お久しぶり!!!」
「おお、りんちゃん、元気してたか?」
相変わらず小学6年とは思えない身体つきだな…
身長は170弱あり、胸もでかく、顔つきも大人っぽい。
「イナくん、学校はちゃんといこうよ〜」
「お前に心配される筋合いはねえよ、お前こそ学校どうしたんだ?」
「午前でおしまい〜、だからすぐこっちに来たの!」
「なるほどね、よし、セッションしないか?」
「うん!する!!」
1クレジットはエンジョイする。これが僕のやり方。
楽しむドンクロ、真面目にやるドンクロ……僕は音ゲーが生き甲斐だ。否定されればムカつくし、来るものは否定しない。
「今日は何詰めるの?」
「新曲だよ、3曲星MAX増えただろ?」
「やっぱりシナくんは上位厨…」
「うるせえ下位厨が」
「全良多いほうがいい!!」
「いいや、質だ!!!」
この話題で揉めるのはもはや日常である……。
「よし、1個終わった」
「はやくない!?」
「いつもこんなもんじゃないか、しかもこれ、MAXの割には簡単だったし」
「やっぱりシナくん、すごい……」
「お?上位厨とか言いながら見惚れたか?」
「ほ、ほれてなんかないもん!!!」
「意外と顔赤いけどな」
「むぅ〜〜〜〜、ばか!!!」
意外とお似合いなのかな、僕たちって…
「2時間で3曲全て終わらせるなんてやっぱりシナくんは強い…」
「研究してきたんだよ、家で暇すぎたから」
「………むぅ!!」
いきなり左腕にりんちゃんがしがみついてきた。
胸の柔らかさがとても伝わっている。意外とこれいいかも…
「シナくん………みたいなお兄ちゃん欲しい…」
「お?僕の妹になるか?」
「うん!なる!!」
「あはは……これで実妹含めたら3人目だな……」
「あとひとり、だれ……?」
りんちゃん、すごく目が怖いよ???
「い、イナって人だよ……ははっ」
「いな……お姉ちゃん?」
「…へっ?」
「お姉ちゃん、確かその名前でチィッターやってたような……」
「うそぉぉぉぉぉぉぉぉん!?!?」
謎の繋がり!!!ワァォ!!!
「なぁりんちゃん、イナがどこの中学校か、教えてくれない……?」
「那芽須中……だけど……」
わぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
イナさんは同級生でした。わぁ〜〜〜〜〜〜。
イナが同い年ってことは知ってたけど、まさかこうだとは。
更に質問するか…
「りんちゃん、苗字、聞いてもいい…?」
「かなめ!!」
「わぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
イナの正体を完全に理解してしまった僕。あいつがそんなことをしていたのか……そして、僕のことを知っていたのか……
そして姉妹揃って巨乳なのね……
「シナく……お兄ちゃん、どうしたの…?」
「いいか、お前の姉は僕の同級生だ」
「わぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
僕と全く同じ反応をするりんちゃん。
「でも、これで姉妹丼できるね!」
「そういう知識どっから手に入れるの!?ねえ!?」
僕の好きな女友達、イナは嫌いなあのクラスの割と嫌いな位置にいる要愛衣菜でした。
めでたしめでたし。
いや終わらねえよ?こっからどうなるかが小説のキモだろ??
割とチグハグかも…