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オタクの僕に恋愛させようとするのが間違いである。  作者: 3ri
第1章 知りたいもの、知りたくないもの
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まずは僕を知ってください

自信ないですが頑張ります。

 SHINA〜シナ〜

 自己紹介

 北の国で音ゲーとアニメオタクやっています。


 〜音ゲー〜

 主に太鼓の玄人メインでやっています。

 他にはチャウニ、洗濯機など。

 全てにおいて地力は低いです。ですが仲良くしてくだせえ……


 〜アニメ〜

 割と声優で選ぶタイプです。ですが好きなラノベタイトルは欠かさず見ます。

 ハーレム系のラノベは必ずと言っていいほど見ます。羨ましいですよね。ああいうの……


 タグ付け 中3 音ゲーマー 太鼓の玄人 チャウニズム 洗濯機 ラノベ 声優






「ふう。こんなもんでいいか。チィプロはめんどくせえけど一応書き終わった…」


 世界的SNS、チィッター。

 その自己紹介を更に深く掘り下げる「チィプロ」に更なる自己紹介を書き留め、この僕、保科悠理(ほしなゆうり)は携帯をスリープモードにした。


「今日は寝よう。もう12時じゃないか…」


 明日も休み。明後日も休み。その後もずっと休み。

 僕はなんせ登校拒否しているもの。


 親も事情を知っているから怖いものはない。

 僕は学校の人間に嫌気が刺してこうやって登校拒否している。


 趣味を理解しない、男女くっつくだけが幸せ、性格もクズな人間だらけ……最初は黙っているだけだったけど、段々その雰囲気が耐え難くなり今に至る。


 今は僕自身がクズ人間と言われても仕方ないけど、それはわかっている。

 典型的なオタク系引きこもりってやつさ。僕を変えるものなんて……


「ん、通知きた、誰だ?」


 携帯を開き、確認する。相手は「イナ」という、ネットで兄妹関係を築いている子だ。もちろん血は繋がってないよ?


『お兄ちゃん、さみしいの…』


 そう返信されていた。

 こいつは本当に甘えん坊で可愛い。声とかは聞いたことあるのだけど、顔は見たことない。

 声聞いていればいいよね?ね?


 僕はぽちぽちと返信する。


『イナ、本当にお前はさみしがり屋だな』

『だって、お兄ちゃん意外と話す人いないんだもん…』

『今日はもう寝るよ?一緒に寝る?』

『うん!』

『おやすみ、イナ……』

『また明日ね、お兄ちゃん…』


 どんな人なんだろう。見てみたいや。

 何度か顔見せて!と言ったことがあるのだが、一度も見せてくれたことはない。


 この人となら、会ってみたい……

 そう思いつつ、今日はもう寝よう。


 おやすみなさい、皆さん……

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