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えクビ、ですか・・・・

さだっちさんからとあるキャラをお借りしました、ありがとうございます

此方からは咲夜ちゃんでも送ろうかしらw

ーガタンゴトンガタンゴトン・・・・―

ー次はー、抉り出し〜抉り出し〜―。

都市伝説として伝えられている物が幾つかある、その一つが猿夢というものである。

夢の中で無人駅にいつの間にかおり「まもなく駅に電車が到着致します、乗れば味わった事のない恐怖に味わえます。乗るか乗らないかは貴方の自由です」というアナウンスが流れた後、電車が来るというものである。

何年か前に巻き込まれた少女がいたが、その少女は車掌を倒して生き延びたという話もあるが定かではない・・・・・







ーーーー







「巫女さんに苦手な物ってあるのかな?」

「あるよ、前に聞いたけど電車に乗れないらしいよ」

「電車ってあの電車だよね? なんでまた・・・」

「なんか、幼い頃見た光景が頭の中に浮かんで来て吐き気がしてくるんだって」


巫女さんにも苦手な物ってあったんだ、意外かも。

っと皆さんこんにちは、咲夜です。

巫女さんがどこかに行ってて今日は私達だけです、

どこに行ったんだろ?

それと、私の口調が定まってないのはまともな出番がなかったからです。

追い出されて泣いてたり実況してたりイカ臭い場所から帰りたかったりで、まともな出番が今まであまりなかったんです。


「で、巫女がいない今私達は自由の身よね? よし、今のうちに・・・あひぃん!//」

「お姉さんが対策してない訳ないじゃん、それに首輪着けられてるんだから」

「・・・・・羨ましい」

「炬茉のところに行こう・・・」





ーーーー





「でですね、あの人は巫女としての自覚が足りないから私がこうして実体化して現れたんです」

「へ~、知らなかった」

「多分彼女も知らないでしょうね、聞く耳も持たないでしょうし」


うん、そうだね私も半分聞いてないけど。

だって堅苦しいの苦手だし、それに愚痴ばっかりだし。

こういう話聞いてたら眠くなってくるよ・・・・


「・・・・以上です、付き合って頂きありがとうございますね」

「うん、大丈夫だよ」

「彼女ももうすぐ帰って来ますから中で待ってましょう」

「うん、分かった」






ーーーー






疲れたわ、なんであんなところまで退治に行かなきゃならないのよ。

人の苦手な物知ってか知らずか長い距離を歩かされたわ、今度からここら限定にしようかしら。

でも向こうの方が余裕で十以上くれるし、今度からはフランちゃんに頼む事にしよううんそれが良い。


「お姉さんお帰り、どうだったの?」

「大問題よ、聞いたら夢で見た人が朝のニュースで死んだって報道されたり、最近は現実にもそれがあるとか言い出してたから。しかもそれがこれ、新聞にも出ちゃってるのよ」


『怪奇!? 乗れば死までの片道切符!!』

とある駅に誰も乗ってない電車が来るとの事、時間は0:00丁度に到着し五分後出発するとの情報が幾つも寄せられている。

何人かが乗り込み行方不明になったのも確認されているらしい・・・・


「で、巫女さんはこれの祓いに出るの?」

「相当嫌だけどね、先に依頼料貰っちゃったし。貰った分は最低でも働かないとね、という訳で咲夜ちゃん一緒に頼むね」

「コリネさんに頼めば・・・」


嫌よ、コリネちゃんだといざというとき逃げられるじゃない。

嫌な予感がしたら妖怪化して逃げるのに、私なんてせいぜい耳出すぐらいしか出来ないのよ。

ただでさえあんなところ行きたくないのに・・・・後払いだったら今すぐ断ってくるわ、嫌だってね。


「でも、いつ行くの?」

「今日よ・・・・」

「駅まで、だよね?」

「そうよ・・・・」

「えと・・・大丈夫?」

「無理・・・・・行きたくない」

「でも行くしかないんだよね?」

「そうよ、今すぐ紐無しバンジーやった方がマシよまだ」






ーーーーー







時間稼ぎ終了、あれから一時間近くくだらない話をしてたわ、理由? 行きたくないから現実逃避してたのよ悪い?

でももうおしまいよ、ネタが尽きたわ。

それに咲夜ちゃんが冷たい目で見始めたし、さっきゅんみたいにみたいになってるわよ。


「巫女さん巫女さん、いつ出発「今からよ、面倒臭いけど」はい刀」

「準備早いわね、こんな時に限って」

「これも私の仕事だから」

「確かにコリネちゃんの変わりとは言ったけどね」


まともな娘ほど重要な娘はいないわね、咲夜ちゃんは可愛いしまともだけどちょっと出番少ないだけだから。

さてと、これから二時間歩き続けなきゃならないのよね。

バスぐらい通ってなさいよ、私が疲れるじゃない。






ーーーーー






疲れたわ、ちょっとお水ぐらい買おうかしら。


「巫女さん・・・・疲れた」

「そこの自販機でお水かお茶で買いましょ」

「・・・・ふぅ~生き返る~」

「疲れた後だと余計美味しく感じるわね、それじゃ行くわよ。0:00分まで後一時間はあるけど、もたもたしてたら遅れるしね」


さっさと終わらせたいのよこれだけは、あんなの走らせた野郎をぶちのめして逆さ吊りにして火炙りよ。

それがダメなら突き落として轢かすわ、それぐらいしないと気がすまないもの・・・

ふふふ、待ってなさい・・・・もうすぐ錆になれるわよ・・・






ーーーーー






来たわね・・・足が震えてるけど気にしないわ、咲夜ちゃんに抱き着いてるけど気にしないわ。

咲夜ちゃんが戸惑ってるけど気にしないわ、だって何かに抱き着いてないとマジで逃げ出しそうだもん私が


「なんで抱き着いて・・・?」

「べべべ別に怖いって訳じゃないのよ、たただちょっと自分を落ち、落ちつかせる為にやってるだけなのよ!!」

「説得力がないよ・・・」

「うるさい! ほら来たからさっさと入るわよ!」


・・・・・・・ガクガクガクガク

勢い良く入ったのは良いけど足が震えて動かないわ、咲夜ちゃんにおぶってもらいながら調査中よ・・・


「巫女さん、誰かいるよ?」

「い、行きましょ・・・・大丈夫、すぐ殺ればいいだけだから・・・」

ー次は~、すりおろし~次は~、すりおろし~ー

「・・・・・・・きゅう」

「ちょ、巫女さん!? 起きて!! 私すりおろされちゃうよ!!!?」

「うぅ・・・・、そうよね。頑張らなきゃダメよね・・・怖いけど」

ー獲物だ獲物だ♪旨そうな女だ、早くすりおろして食べようー


冷静になるのよ冷静に、咲夜ちゃんの背中から降りて刀を構える。

今からは仕事なんだから、自分の感情ぐらい消してただ目の前のを消すのに専念するのよ。

巫女は時に非情になれ、逆らう妖物は滅せよ。

それが唯一紅月の名を授かる時に言われる言葉、それを守りながらただ消していくだけ・・・・


「咲夜ちゃん、後方からの支援は頼んだわよ」

「うん」

「それじゃ、狩るわよ!」

ー刺身だ刺身だ、すりおろしより刺身にしちゃおうー

「刺身になるのはあんたらよ・・・・」






ーーーー






ー負けた・・・・負けた、消える・・・消え・・・ー

「疲れたわ、ピョンピョン跳び跳ねて刀は当たらなかったし。ま、咲夜ちゃんの支援のおかげでなんとか殺れたけどね」


ホントうざかったわ、急に加速するわ物は飛んでくるわで。

途中から頭にキて暴走したわ、アイテム使ったらカウンターしてくるあの人並の暴走を。


「なに暴れて・・・・これはいったい?」

「あんたが運転手ね、今すぐ私に滅ぼさせられるか止めた後に焼き土下座するか二千回程轢かれる選びなさい」

「悪魔ですか貴女は、全て嫌ですよ」

「それじゃ仕方ないわね・・・・この電車を斬るわ」

「いやいや無理ですよ、常識的に考えて出来るわけ「死にさらせやごらあぁぁぁぁぁ!!」・・・ない・・・」


驚いてるわね、この刀は妖者や霊的な物なら余裕で切れる。

つまり、都市伝説から生まれた猿夢列車も切れちゃうわけですよ。

なんて素敵な刀、さすが妖刀。

掛け声は気にしないで、ただ気合入れるのに言っただけだから・・・・・ホントよ?


「私の・・・・仕事が、クビ確定じゃないですかOTL」

「巫女さんに見つかったのが運の尽きだと思った方が良いよ、私も住処から追い出されたもん・・・・」


あんたらねぇ、まるで私が追い出し魔みたいじゃないのそれじゃ。

私は依頼人の希望に応えただけよ、悪いのは苦情出さしたあんた達よ。

静かにやってりゃ私のところに依頼なんて来ないわよ。


「とりあえず仕事は片付いたわ、私は宿に帰るから後は頼んだわよ~」






ーーーーー






行っちゃったよ、巫女さんが行ったから私一人に・・・


「あの人っていったい何者なんですか?」

「巫女さん、色々と凄い人としか言い様が・・・」

「そんな人が・・・・・でもどこかで見たこと」


巫女さんと知り合い? には見えないよね、それじゃもしかしてとは思うけど。

巫女さんにトラウマ植え付けたのって・・・まさかね


「ねぇ、これからどうするの?」

「これから、ですか・・・・とりあえず上司に連絡を、とか言ってたら携帯が。はいもしもし鉄ですが・・・・えクビ、ですか・・・・人間に退治されるならまだしも電車まで切られたから、はぁ分かりました」

「・・・・・・大丈夫?」

「どうしましょう、フリーになっちゃいました・・・・」


目に光がないよこの人、とりあえず巫女さんのところに連れて行こうかな。

巫女さんならなんとかしてくれる、だって優しいし。

っと、少し軽い・・・・かな?

よく分からないや、けどとりあえずおぶったし宿に戻ろう。






ーーーーー







「で、そのまま神社にまで連れて帰ってきたと」

「うん」


はぁ、また増えるのね。

しかも男が、まぁ邪念とかないから構わないけど。

世話は咲夜ちゃんに頼もうかしら、その方が楽だし。

それに色々嗅ぎ回られても困るしね。


「う、ん・・・・ここは?」

「目が覚めた? ここは素敵な紅月神社よ、貴方は職を失ったショックで倒れたのよ」

「・・・・・・これからどうしたら」

「で物は相談なんだけど、あんたここに住まない? 色々と個人的に聞きたい事もあるし」

「いいんですか?」

「今さら一人や三人増えたところで変わらないから構わないわよ、世話は咲夜ちゃんに頼むから」


近くで「ふぇ!?」とか言いながら咲夜ちゃんが驚いてるわね、まあ男性との関わりなんてあまりないから驚くのも仕方ないと言えば仕方ないわね。


「それではお言葉に甘えて、私は「一人称自分に変えてちょうだい、分かりにくいから」・・・・自分は冥動鉄と言います」

「私はこの神社の巫女、紅月よ。でこの子が足洗い邸の咲夜ちゃん」

「よろしくね」

「よろしくお願いします」

「他にもいるけど、それは後でまとめて紹介するわ」


鉄ね、まあこれからはあんな物走らせないと思うから大丈夫でしょ。

もし走らせたら・・・・・乗客じゃなくてあんたを夢に招待するわ、悪夢の片道切符ぐらいいつでも切ってあげるわよ。


「と、それじゃご飯作るから手伝いなさい」

「「はい」」


雑用係が出来たからこれで随分楽が出来るわね♪

紅月「作者から一言、ニヤニヤなくてすいませんでしたぁ!!!」

炬茉「私達の出番が極端に少なかったですね」

コリネ「今回は咲夜お姉さんがメインだから」

紅月「で、作者がリア友に咲夜ちゃんを描いてもらったそうよ。上手く撮せなくてすいません、とは作者の言葉」



挿絵(By みてみん)



紅月「下の方も撮りたかったけどぶれてばっかだから諦めたらしいわ、補足で言っとくとミニよ。綺麗な足がよく見えてるわ」

フラン「で次回はなんか巫女の過去に触れるらしいわね・・・・早くない?」


フラグは早めに回収する、読者の皆さんはだいたい予想は出来てると思いますが

それではキャラを貸して下さった、さだっちさんと描いてくれたリア友に感謝して


『また次回も良ければ読んでやってください』

咲夜「ありがとうございます」

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