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はい、わっかりましたぁ!

今回は狛犬ちゃんです

「客が来たわよ」

「幽華ちゃん相手頼んだ、ダルい眠い」

「貴女が行きなさい、この神社の巫女でしょ」

「仕方ないわね・・・・」


朝っぱらから客だなんて、こっちは眠くて苛々してるのよ。

くだらない用事だったらぶっ飛ばすして多額の謝礼金を要求するわ、でないと客をデストロイしそうだわ。

全く・・・・






ーーーー








「助けてください」

「嫌です、なんでウチの神社の狛犬に助けを求められなきゃならないのよ」

「そう言わずに、いつも御利益与えてるじゃないですか」


くっ、そんなこと言われたら断れないじゃない。

それにしても、ヘッドホン着けてウェーブのかかった紫色のメッシュが入った髪をした少女ねぇ。

イメージが分かりやすいわ、なんか踊りそうな気もするわね。


「とりあえず用件を聞きましょうか」

「仲間が大変なんです、助けてください!!」

「どう大変なのよ、それを教えなさい」

「実は・・・・・三百年ほど護ってきた家系の人達に追い出されそうなんです、追い出されたら悪霊が出るらしくて」


厄介すぎる、封じた物を退治するか追い出さないよう説得するかの二択とか。

どっちもやりたくないわ、だって嫌な予感しかしないし・・・・

何故か説得中に封印解けて厄介な事になりそうな予感しかしないわ、しかもボス戦に入ってまた戦闘になりそうなのよね~

そんな事になったらキレるわよ、刀振り回すわよ。


「で、それを阻止するか解けたら退治して欲しい訳ね。報酬は幾らほど貰えるのかしら?」

「一週間十人以上の参拝客が来るような御利益を」

「よし乗った、すぐ現場に行くわよ」

「分かりました、こっちです」





ーーーー






大きな御屋敷ねぇ、こりゃ住人はプライドの高そうな親父か妙なプライドのあるお坊ちゃんかしらね。


「ごめんくださーい、巫女ですけど」

「なにかね、君達のような庶民が」

「・・・・・悪霊にでも祟られて死にやがれ」

「君をふざけに来たのかい?」

「あぁ、すいませんつい本音が。私達が来たのは貴方が追い出そうとしている者についてです。追い祓うのは止した方が身のためです、非科学的な力を信じる信じないは勝手ですがね」

「私が悪霊とやらに殺されると? 大丈夫ですよ、私には強い味方がいますから」


味方? インチキじゃないのそれ、何の対処もせずに祓わせるアホはいないわよ。

もしかしてコイツ、雇う金が一番高いという理由で選んだわね・・・・安くて腕の良い人間雇いなさいよ。


「おやおや、またお客さんですか」

「あんたねぇ、この家が今どうなってるか分かってるの?」

「私が感じ取れない妖力の持ち主なんてたかが知れてますよ、さぁお嬢さんは帰った帰った」

「・・・・帰るわよ」

「ちょっと、私の依頼はどうなるんですか!!」

「すぐに分かるわ、帰った意味が」






ーーーー






狛犬ちゃんを連れて神社に帰って来たわ、皆が狛犬なくなって慌ててるところに私が帰って来たから全員震えてるわね。

種明かししたくなくなるわね、最後の最後に種明かししようかしらね。


「それじゃまた明日のお昼に会いましょう、さよなら」

「はい、ではまた明日」








ーーーー








『次のニュースをお伝えします、○○県□□市で変死体が発見されました。家は荒らされており、何かもめてたのではないかと思われます。また、一人は家の主でもう一人は指名手配中の詐欺師だった事が判明されています。次の・・・・』


やっぱりね、解いたらどうなるかは分かってたのに・・・バカな奴等ね。

ま、これで心置き無く祓う事が出来るわね。


「そういう事だったんですね、あの家の主がこうなると分かってて昨日帰ったんですか」

「悪い? 私は優しくないの、依頼を終わらす為なら犠牲だって簡単に払うし邪魔な障害は始末してもらうわよ」

「「「「悪魔巫女、鬼巫女」」」」


えぇそうよ、私は鬼にも悪魔にもなるわよ。

今回は向こうが勝手にやった事よ、私は注意したけど聞かなかっただけよ。

それを無視した彼等に問題があるのよ、私にはないわ。


「それじゃ、行くわよ」

「お姉さん依頼受けてたっけ?」

「この娘からね、それじゃ言ってくるわ」

「行ってらっしゃ~い」






ーーーー






「・・・・・見事ね、誰もいないわ」

「いますよ、魂の抜けた身体だけですが」

「行くわよ」

「はい」


中に入ったは良いけど、すぐ出て行きたいわね。

禍々しい妖気は感じるし空気は不安定だし、最悪ね。

さっさと封じられてたのをぶっ飛ばして終わらして帰りたいわね、長居してたら私まで狂いそうだし。


ー出ていけ、出ていけ・・・ー

「キッツイ妖気ね、とりあえずこの先にいるってのは分かったわ。行くわよ」

「はい、私も準備しておきますね」


・・・・いや準備ってそれ拳銃よね? しかも二丁、狛犬が銃使いって良いのこれ?

まあ考えても仕方ないわね、さっさと射殺したり斬殺したりするとしようかしらね。







ーーーーー






はい、着きました。

手抜きとか言わない、移動中は喋る事あまりないから仕方ないのよ。

まあそれは置いといて今私達は標的とエンカウントしてます、姿が気に食わないからむっちゃくちゃにするけど。

だって野郎みたいな姿だし・・・・殺っちゃっても良いでしょ。


「さて、殺戮タイムよ。私は近付いて斬るから狛犬ちゃんは後方から銃で援護お願いね」

「はい、わっかりましたぁ!!」


・・・・私動かなくて良いかも、完全に狛犬ちゃん一人で殺れるよこれ。

だってなんか黒い触手的なの伸ばして来たら撃ってげきたいしてるし、隙が見えたら心臓部であろう場所に撃ちまくってるし・・・・・出番なくて楽だけどなんか寂しい。

ってこっちにも来たわね、なに下から潜り込もうとしてのよ変態。

というか弱いわねコイツら、踏み潰すだけで消えるし数が多いだけなのかしら。

まあそれも今じゃ意味ないけど、狛犬ちゃんが1人で片付けてるから。






ーーーーー






見事に狛犬ちゃんが殆ど蹴散らした後、私が御札を使ってまた封じたわ。

退治なんて無理よ、人のマイナスな思考で力を蓄えるタイプなんて。

まぁこれで一件落着ね、それじゃ帰りましょ。


「ふぃ~、いい汗掻きました」

「殆ど貴女がやったわね、向こうが何度か「殺してくれ」って言ってるのを無視して撃ち続けてたし」

「こんな言葉があるのをご存知ですか? 悪人に人権はない!!」

「あんたはドラ跨か、バカやってないで帰るわよ」

「あ、ちょ待ってくださいよ~!!」






ーーーー







「ただいま~、ネタバレ今回の依頼主は狛犬だった」

『え、それじゃなくなった狛犬が擬人化したの?』

「そうよ、名前はなんて言うの貴女」

炬茉(こま)です、皆さんよろしくお願いします」

「まともな子ね、巫女に毒されないか心配になってきたわ」

「大丈夫だよフラン、お姉さんでも守ってくれてる人を襲ったりはしないから」

「大丈夫に見えない・・・・巫女さん見境無しに襲うから」


咲夜ちゃんとフランちゃんは酷いわねぇ、幽華ちゃんはなにを考えて・・・・


「どうせなら私をめちゃくちゃに・・・・・ハァハァ///」

「ダメ巫女状態よ、というか本当に巫女か疑って良いんじゃないこれ」

「紅月神社の巫女は三人とも終わってるけどね~」

「「「そんな事はない」」」


フランちゃんと幽華ちゃんはダメでも私は違うわ、だって元からだし。

元からこうなのよ悪い? 巫女が変態でも良いじゃない、クソ真面目なのよりマシよ?

まあそんな事は置いといて、また家族みたいなのが増えたし少し夕御飯は豪勢にしようかしらね。


「ほら中に入った入った、咲夜ちゃんとフランちゃんは食器用意して。コリネちゃんと幽華ちゃんは私の手伝いよろしくね、炬茉ちゃんは今回だけは手伝わなくて良いわよ。それじゃぁ行った行った」

『は~い』


皆こういう時だけは言うこと聞くのね、いつもならブーブー文句言うのに・・・・

紅月「炬茉ちゃんの容姿よ」


炬茉・犬耳ヘッドホン着けてウェーブのかかった紫色のメッシュが入った長い髪に、Tシャツにダメージジーンズ


紅月「服装が・・・・」

コリネ「作者、書いてる作品から引っ張ってきたでしょ」

フラン「さすがダメ人間、楽をしたがる・・・・」

咲夜「バカだから仕方ない」

炬茉「ですね」


お前ら酷いな、作者苛め過ぎたら出番減るぞ次回は咲夜メインなのに


紅月「なんでまた」


いやね、とある方とある場所でなりきりやってたらいい具合の2828だったから書いちゃおうかと

ちゃんと相手から了承は得てるから大丈夫


咲夜「やった・・・・巫女さんの脅威から離れられる」

紅月「一話だけよ」

コリネ「お姉さんも一応優しいんだけどな~」

フラン「どこがよ」

幽華「でもプレイ中は優しいわよ・・・・って私はなにを」

炬茉「まともな人がいません、助けてください」


銃使う人に言われたくありません、では締めよろしく


炬茉「こんなくだらない話にお付き合い頂き有難うございます、また良ければ次回も付き合ってやってください。それでは」


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