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足洗え~

サブタイトルで誰だか分かりますねw


「おはよ〜、お姉さん」

「はいおはよ、ご飯はどっちの方を食べる?」

「一緒に食べる〜」

「それじゃ用意するから顔洗って来なさい」

「は〜い・・・」


皆さんこんにちは、紅月神社の素敵な巫女です。

え? どっかで聞いた事あるような気がする? 私は弾幕なんて出せないし吸血鬼や魔法使いの知り合いなんていません、どこの楽園の巫女と間違えたんでしょうね


「洗って来たよ〜」

「こっちも準備出来たから食べるわよ」

「は〜い」

「それじゃ・・・いただきます」

「いただきま〜す」


今日の朝御飯はご飯に味噌汁に焼き魚に大根の干物、見事だね

お金は一応家計簿つけたりしてやりくりしてるからあるし、ただし買うのは安売りの時にまとめ買いだけど

そういやすねこすりの名前言ってなかったね、名前はコリネちゃん。

すねこすりから取って適当に付けたんだけど気に入ったらしく喜んでたのを覚えてるよ、なんでこんな話したかって? 食べてる時って静かになるじゃない・・・





ーーーー



「ご馳走様〜」

「ご馳走様っと、それじゃ私は食器洗って来るから」

「分かったよ〜」


さてと、それじゃさっさと洗っちゃいますか。

といっても二人分だからすぐ片付くんだけどね、最近はお祓いの依頼もないし三拝客も来ないし・・・いくらやりくりしててもいずれ消えるよこれ、なんかお祓いの依頼来ないかな〜


「お姉さんお姉さん、お客さんだよ」

「分かった、すぐいくよ」


もしかして願いが通じた・・・かも?





ーーーー



「それで、要件というのは」

「実は家に妙な物が現れまして、気味が悪くてどうしょうもないんです。どうか祓ってくれませんか、お礼はこのぐらいしかできませんが」

「分かりました、家に案内してください」


このぐらいとか言いながら少し厚かった、これは少し期待出来るかも。

コリネちゃんを連れて行きますか、見た目は幼女でも百年以上生きてるから何かの役に立つだろうしね。

そして案内されるまま依頼主の家に辿り着いた、うん妖力を感じるよ。

多分何かの妖怪がいるねこれ・・・


「では、お邪魔しますね」

「はい、お願いします」


さてと、感じる場所はどこかな〜っと。

家全体から感じるけど一番強く感じる場所はどこなんだろうか・・・


ー足洗え〜ー

「お姉さん、今なんか聞こえた?」

「ん? 遠くでは聞こえたけど、行ってみよっか」

「うん、多分迷惑かけてる妖怪だと思うから」


妖怪とかが絡んだ時のコリネちゃんの「思いから」って大半が当たりなんだよね、でも隠すのが上手い妖怪には通じないという・・・


ー足洗え〜ー

「確かに気味が悪いね、御札を貼るか・・・それとも結界に、でも維持させるの面倒臭いし疲れるしな〜」

「お姉さん、半分やる気なくしてない?」

「だってあれって、足洗い邸とかいう奴でしょ? 狸が化けたっていう説があるし、何より資料で見て嫌になった記憶あるし・・・」

ーグスッ・・・足、洗え〜ー

「・・・・さ、さっさと御札貼って退治しようか! うんそうしよう、という事で天井の中心に・・・・届かない、コリネちゃん肩車するから貼って」

「は〜い・・・・・ペタッと、これで大丈夫」

ー足洗、えなにこれ! 誰か助けて、誰かぁ!!ー


さてと、時期に離れるだろうから依頼終了かな。

私は泣かしてないし怖がらせてもいない、相手は人に迷惑をかける妖怪だったから成敗しただけ。

と自分に言い聞かせて依頼終了を伝えに行く、多分もうこの家には現れないでしょ






ーーーー






「十万円もらったからこれで今月と来月は1日一食にはならないで済むね」

「先月は1日一食が続いたからね、誰かが夜中につまみ食いなんかするから」

「ごめんなさい・・・」


可愛い、しゅんとした顔とかもう堪らないわ。

だから私は頭をなでなでしちゃう、甘やかすのではなくただ妹を扱うようなものだから大丈夫。


「お姉さん、家に誰かいるよ」

「泥棒・・・・じゃないから、誰だろう」

「グスッ・・・・・神様どうか私に住む家をください、お願いします」


ヤバイ、この声さっき聞いた声だよ。

もしかして足洗い邸? でも女の子だよね、見た目の年齢は13〜15ってところかな。


「あの人って・・・・」

「知らない知らない、足洗い邸なんて知らないよ私」

「現実逃避良くないよお姉さん」

「うぅ〜だって自分が退治した妖怪が神社でお願いしてんだよ? しかも何故か白ワンピだし」


なんで白ワンピなの本当に、そんなのよりサイズの大きいTシャツ着て黒ソックスの方が似合うよ。

って私はなにバカな事を言ってるんだ、そんな妄想より今は足洗い邸でしょうに。


「行くしか、ないよね?」

「うん、頑張ってお姉さん」

「あ、こら妖怪化して逃げるなコリネ!!」

「ん? ・・・・・あんたはさっきの!」


見付かっちゃった、さてどう切り抜けようかなぁ〜・・・・いっそのこと住まわす? 家事とか教えればそっち方面で役に立つし、うんそうしよう。


「さっきは追い出しちゃってゴメンね? でものは相談なんだけど、ウチに住まない?」

「ふぇ? いいの?」

「大丈夫よ、ただし普段は人の姿でいること。私がサボってるように見られて退治依頼が減ったら1日一食の生活以上に苦しくなるから」

「分かった、でも私小さな器にご飯一杯で大丈夫だから・・・」


なんだと、という事はちょっと助かるか・・・住まわしても大丈夫だね。

それになんかしたらお仕置きすればいいし、コリネちゃんに前やったら「・・・・死神」って言われたけど大丈夫だよねうん大丈夫。


「それは助かるわ、私は紅月よ。あなたは」

「・・・・咲夜(さきよ)

咲夜(さくや)じゃなくて咲夜(さきよ)なのね、まあ前者だったらメイド服着せてたけど。とりあえずこれからよろしくね、咲夜ちゃん」

「よろしく、紅月お姉ちゃん」


グフッ、黒髪ロングの白ワンピ来た娘に笑顔でお姉ちゃん言われちゃったよ・・・私の精神持たないかも、可愛すぎるよこの子。

まあとりあえず、新しい家族が増えましたとさ



紅月「作者に勝手に頼まれた紅月です」

コリネ「アシスタントのコリネです、よろしくね」

紅月「とりあえず咲夜ちゃんを祓う時に見た姿だけど、依頼主が怖いものだと認識してたから本とかで見るような姿に見えてたのよ。だからやる気もなくなったってわけ」

コリネ「でも泣かしたよね?」

紅月「仕方ないじゃない、おっさんの足に見えてたんだから。あんな可愛い娘だって知ってたら酷くなんて言わないし、それ以上に舐めて綺麗にしてあげるわよ」


コリネ「・・・・皆さんここまで付き合ってくださりありがとうございます、よければまた次回も読んであげてください」

紅月「コリネちゃん、私を無視しないでよ。それにそれ私のセリフ・・・・・」



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