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第一話:帰還、ラーメンの魅力

舞台は岐阜県安八郡の神戸町(ごうどちょうという大垣市のとなりのほんとに小さな町、知名度もなく、岐阜県民でも知らない人が多い。そんな田舎町にも、歴史はある。君が暮らす街にも歴史がある。人々の想いがこもっている。そんなふうにこの物語を通して当たり前にあるものを再発見して欲しい。

東京で働く俺は5年という歳月をブラック企業に捧げ、寝ることも惜しんで日夜、300日はたらき遂に疲労でたおれた。家族に泣く泣くやめるよう説得され夢を諦め退職した。

その夢とは東京で独立し、家庭を作ることだった。

とにかく、東京という所で生きて行きたかった。


私は、5年働き詰めで趣味や遊びが出来なかった。そのため、貯金はおよそ500万程溜まっていた。

しかし、貯金以外何も無かった。それに心は借金をしているようだった。

5年という短く、長い貴重な時間をかけて残ったのは貯金の500万である。 

 しかし,収入がない時の500万などすぐに使い果たしてしまう。

だから、私は東京で働き、家庭を築く夢を諦め、地元の岐阜県に帰ることをきめた。


東京駅9時34発の新幹線で名古屋駅まで乗り、東海道本線を使って岐阜駅で昼食を食べた。駅の2階には様々な飲食店があり、某風堂の豚骨ラーメンを食べた。


久しぶりの店でのラーメン。


社畜生活の時はコンビニで買ったカップ麺ばかりだったな。まぁ、あれはあれで美味かったケド。


久しぶりのラーメンはキラキラ光っているように見えた。艶のあるスープを見るのはそれこそ5年振りだといえる。その景色につい、喉を鳴らす。

箸とレンゲを取り、まずスープを頂く。


!?


豚骨の旨みが最大限引き出され、かつ、油っこくない上品な味わいで、どんどん飲みたくなる。


次に麺をいただこう。


スープが麺にからまり、麺のモチモチさとスープの旨みがここぞとばかりに押し上げてくる....



ご馳走様でした。


いや〜美味かった。たまたま見つけたラーメン屋で今までに見たことないコンセプトのラーメンだった。


また食べに行こう。


ここから岐阜駅から大垣駅に向かい、その後揖斐方面の養老鉄道に乗り換え、広神戸駅まで向かう。


これからは5年という失った時間と引き換えに得た金で人生の体験を沢山したいと思う。

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