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ざっくり地学

オーロラの色はうつりにけりな

作者: ばーでーん




太陽からやってきた

太陽風が吹いてきた


それを地磁気が捕獲した

空をみろ 空を見ろ 夜空を見ろ


フレアが地球に注ぐ時

電離層のガスが揺らめいて


オーロラが輝く 夜空にきらめく

空のガーネットのショーのいざ始まりだ



太陽の芯で湧いて

フレアから吹き出した


宇宙の神秘がここにある

空を見ろ 空を見ろ 夜空を見ろ


北方の夜空に注ぐとき

青いプラズマに筋深く


オーロラが現る 夜空に揺らめく

空のサファイアのベールが夜を彩る



星々をすり抜けて

フレアが地球を撫でる


地球の大気が映し出す

空を見ろ 空を見ろ 夜空を見ろ


南方の夜空に注ぐとき

緑のプラズマが踊り出す


オーロラが舞い上がる 夜空に響く

空のエメラルドのカーテンが夜を包みこむ



 




お読みいただきありがとうございます。


*1: オーロラ

オーロラは、太陽から放出される荷電粒子(主に電子と陽子)が地球の磁場に捕らえられ、上空の電離層のガス(主に酸素と窒素)と衝突することで発光する現象です。荷電粒子の衝突でガス分子の電子が励起され、元のエネルギー状態に戻るときに光を放出します。

*2: 空を見ろ

日本でオーロラが見られるのは非常に稀ですが、特に強い磁気嵐が発生した場合には、北海道などの北部地域で観測されることがあります。

*2: オーロラの色

オーロラの色は、電離層のガス分子の種類とその高度に依存します。酸素は緑(約100-150 kmの高度)や赤(約200-300 kmの高度)の光を放ち、窒素は青や紫の光を放ちます。

*3: オーロラの色(2)

オーロラと虹は発光機構が異なります。オーロラの色は、高度による窒素や酸素の濃度や太陽風の荷電粒子のエネルギーによって変わります。条件が整うと橙やピンクの色も見えることがありますが、同時に七色が見えることはなさそうです。一方、虹は全ての白色光を含む太陽光を湿った空気の屈折率が色により僅かに異なり、反射するときにプリズムとなり七色に分光されます。

*3: 緯度による傾向

オーロラは高緯度地域でよく見られますが、磁気嵐が発生すると低緯度地域でも観測されることがあります。通常、オーロラは磁気緯度65度から70度のオーロラ帯で最も頻繁に見られます。


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― 新着の感想 ―
オーロラっていろんな色があるのですね……! 私も見たことがありませんが、なんとなく緑っぽいイメージ?がありました。 もとの歌はちょっと切ないというか無情な感じですが、こちらのオーロラは、大気条件によっ…
太陽風と地磁気の作用により生まれるオーロラ、神秘的な現象ですよね。ガーネットのショー、サファイアのベール、そしてエメラルドのカーテンという表現がとても印象的です。 「花の色は」にかけたタイトルにも引…
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