再構成
神は考えました。
人が多すぎてもネタとして面白いけど大変やな、と。
神は普通のファンタジーにしたいのです。
しかし神は面倒くさがりでした。
「再構成」
神の一言は世界の意志です。
世界は原子レベルまで崩壊してつくりなおされました。
─再生記より─
やはり私は世界に決められた運命というやつに縛り付けられているのかもしれない。
如何に狂った風に抗おうともこのちっぽけな体躯では石ころ一つ押して返すこともできない。
はぁ、とため息をつけば幸せが逃げると皆が言う。
ならばどうしようというのだ。
「ニーナちゃん、学校行こー」
「うん。もう、そんな時間か」
「そうだよ。時間だよ。はやくしないと遅刻しちゃうよ。また先生に怒られちゃう」
今日遅れてしまえば三日連続遅刻になり、惰性の塊である私なんかに付き合って一緒に登校してくれる友人も遅刻してしまい申し訳ないと思う。
流石の私も、世話になっている人に迷惑をかけない常識ぐらいは持ち合わせているものだ。
「さて、朝ごはんは何を食べようか」
「ニーナちゃんっ!!!!」
「あ、ごめん」
友人は優しいが甘いわけではなかった。
朝ごはんは食べないと体力も精神も辛いのだ。
「朝ごはんを食べないと力が出ないのだよ」
「だったら、もっと朝早く起きればいいじゃない」
「ぐうの音も出ない正論だね。でもお腹はぐうの音しか出ない」
「だめっ!」
友人は「えー」とぼやく私の襟を掴んで引っ張り家から強制的に連れ出した。理不尽である。そう、大変遺憾である。
私官房長官は遺憾の意を表明。
それに対し友人は無言のチョップで応酬。
私の朝はこんな感じの忙しさで始まる。




