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22、逃避と混乱

サブタイ、あとから変えるかも・・・・・です(汗)

・・・・・・どのくらい走っていたのか、距離も時間も分からなくなっていた朔はバッタリと足を止めた。

周囲を見回せば、当然のごとく全く知らない景色が広がりそれが朔の不安を更に際立たせる。

「はっ、はあはぁ・・・っ、」

ふらついた足取りながら、どうにかこうにか人の邪魔になりそうにない隅っこへ移動し、その場にへたりこむ。朔が迷い込んだのは住宅街のようで、時間の関係もあってか周囲はひっそりとしていた。

「・・・・・はあ、はあ」

「大丈夫か?」

「!」

耳元でいきなり囁かれ、朔は驚きに文字通り飛び上がった。

その様を、青年が笑う。

「悪い、びっくりした?」

足が速いのか、もう追いついたのだろうか。

朔がドキドキしながら青年の顔を窺うと、彼は悪戯を見つかってしまった子どもような顔になって、

「実は俺も朔君が逃げ出したあと、すぐに逃げたんだよ。だから朔君の本当にちょっと後ろを走ってたんだ。でも朔君って結構足が速いんだね」

「は、はあ」

つまりは朔に絡んできた男たちを一人一人丁寧に倒してきた、というわけではないのだろう。

「・・・・・・で、君って笙汰のマンションにいた子だよね?」

「っ!!」

触れられるだろうことは理解していたつもりだったのに、朔は全くと言っていいほど心の準備が出来ていなかった。

朔は青年から目を逸らし、項垂れる。

「その君があんなとこで一人、何してたの。笙汰は一緒じゃなかったの?」

「そ、それは」

・・・・・斗賀野さんや鳴海さんをこれ以上傷付けたり悲しませたりするのが嫌なので、逃げてきました。

素直にそう言えばいいのだろうか。

「それは?」

「・・・・・・・・・」

項垂れたまま、堪えきれなくなって朔は涙を零した。

「え、ちょ、ちょっと!?」

自分が尋問したせいで泣き出したのかと不安になったのか、青年が慌てる。

「お、俺、何か拙いこと言った?」

「ち、違います。そうじゃなくて、違うんです・・・・・・・っ、」

「・・・・・もしかして笙汰に変なことされた?」

その言葉にギョッとし、朔は顔を上げると、慌てて首を左右に振った。

笙汰に変なことをされただなんて、とんでもない。あの人には感謝してもしきれない。

こんな素性のわからない傷だらけの自分を拾い、衣食住まで面倒を見てもらって。

「違う、違うんです、」

それしか言えず、朔はまた俯く。

「・・・・・斗賀野さんには、とってもよくしてもらって、」

朔の横で青年が一度だけ溜息をつき、ついでカチャ、という小さな音がした。

「え、」

朔が彼を窺えば、彼は折畳式のシルバーの携帯電話を開いたところだった。ボタンを操作する音がカチカチと響く。

「あ、あの・・・・何して、」

「笙汰に電話。君が今俺と一緒にいるって、」

「や、止めて下さいっ。斗賀野さんには連絡しないで・・・・・!!」

朔の切羽詰ったような叫びに、青年がギョッとする。

「・・・・や、やっぱり笙汰と何かあったんじゃないの?」

「そんなんじゃ、そんなんじゃなくて、僕が勝手に、」

「え?」

青年が不思議そうに首を傾げた瞬間、朔の耳に微かに・・・・だが青年が持つ携帯からある人物の声が届いた。

『何の用だ、宝生』

どうやら青年は通話のボタンを押してしまっていたらしい。彼も気付いていなかったようで、耳に聞こえて来た声にどう反応すべきなのか惑っている。

『おい、ただの悪戯なら切るぞ・・・・・俺は忙しいんだから』

斗賀野笙汰が不機嫌さながらの声音で話している。

「笙汰?おはよう」

『・・・・・おはようじゃねえ。用件は何だ』

青年はちらりと自分を大きな瞳で見上げてくる少年を見て、

「来栖朔君、今俺と一緒にいるんだよ」

「!」

朔が目を見開いてそれ以上の会話を阻止しようと伸ばしてくる細い腕を軽々と往なしながら、黙ってしまった笙汰に向けて言葉を重ねる。

「朔君ははっきり言ってくれないんだけど、お前ら何かあったの?喧嘩でもした?」

『・・・・お前には関係ないだろう。朔は、本当にそこにいるのか?』

「居るよ。不良に絡まれてたのを俺が助けてあげたの」

『!?朔、怪我でもしたのか?』

微かに不安な調子が声に交じるのを青年・・・宝生は敏感に感じ取った。

「いや。それは問題ないけど」

『・・・・そうか。なら良い』

「この子、お前の知り合いなんだろ?一人でうろうろさせて大丈夫なのかよ。金も持ってないって言うし、」

「止めて、早く切って、」

よほど朔は笙汰と関わることに抵抗があるのか、か細い声で宝生に電話を切るように嘆願する。宝生が心底怪訝そうな瞳で朔を見る。

「おい、笙汰」

『あ?何だよ』

「お前、この子に何かしたんじゃないんだろうな?」

『は?』

「お前と電話が繋がってるのを、すげえ嫌がってるから」

「っ!」

余計なことを、と朔は思わず宝生を睨む。涙の溜まった、大きくて丸い瞳だから宝生には怖くともなんともないが。

『……………』

「どうする。お前んちに送り届けようか?」

宝生の提案に、朔は妙な気持ちになる。

笙汰は何と言ってくれるだろう。

ああ頼む、か、俺が迎えに行く、か、もしくは。

(きっと、斗賀野さんは……)

期待はするな、と朔は自分に言い聞かせる。

自分から逃げ出したくせに、今更のこのこと戻ることを是とするのか?

「おい、笙汰、」

『……俺には関係ない』

「!」

宝生もだが、朔も息を呑んだ。体を固くする。

「おい、」

『お前もそいつに下手な情けを掛けるなよ。野垂れ死にしようがどうなろうが、それはそいつが決めたことなんだからな』

「待て、」

『放っとけ。そのほうが朔のために、』

「待てよ笙汰っ!」

いきなり立ち上がり、宝生は携帯に向けて怒鳴った。朔は瞠目して、宝生を見上げる。

「何があったか知らねえが、笙汰らしくねぇぞっ!確かにお前は変わった奴だけど、そんなに冷たいこと言ったりしないだろ!」

「も、もう良いです……もう、大丈夫だから、」

「大丈夫なわけあるかっ!そんなに泣きそうな顔してっ!」

「………っ、」

宝生は携帯を朔の耳に突き付け、

「喋ろ。何か話すことがあるんだろ」

硬直する朔に告げる。

「話さないと、何も変わらないぞ」

「……………」

電話の向こうも沈黙しているが、回線が切れていないのは分かる。

「あ、あのっ」

何を言えばいいのかも纏まっていないのに、朔は声を上げてしまった。

だが向こうは沈黙したまま。

「と、斗賀野さん、」

『…………どうやって宝生に取り入った?』

聞こえてきた声は、低く冷たかった。

「あ、」

『お前、何がしたいわけ?』

徐々に苛立ちがこもって来る、笙汰の声。

「とが、」

『……怪我は、してないんだな?』

「えっ?」

『痛い所はないんだろ?』

「は、はいっ」

もしかして心配してくれているのだろうか、と朔は嬉しさに鼓動が早くなるのを感じた。

『なら、良い』

途端に素っ気なくなる笙汰。

朔は再び萎縮する。

『宝生がぎゃあぎゃあ喚いてるみたいだが……俺はお前がどうなろうが興味はない』

気持ち良いくらいにハッキリと言われる。

『お前がとった行動は、つまりはそういうことなんだろ?』

笙汰の気を失わせてまで、姿を消した朔。自分の生に口出しをするな。朔はそう言ったのに等しい、と笙汰は言っているのだ。

『………俺は何度もお前のせいじゃないって、言ったよな?信じられなかったんだろ?俺の言葉が』

「ち、違います……斗賀野さんの言葉が信じられなかったんじゃなくて、」

朔が声を震わせながらも必死に否定するが、笙汰は非情な言葉を告げる。

『もう良いよ。朔の好きにしたら良いさ』

「!とがっ」

『じゃ、切るぞ』

「斗賀野さん、待って………っ」

しかし無情にも通話を終えられてしまった。

「斗賀野さん、斗賀野さんっ」

なんて未練がましいのだろう、と朔は溢れる涙を止めることが出来ず、笙汰の名を呼んだ。

(自分から離れたのに、自分から姿を消したのに、突き放されるのは嫌だなんて、僕は………)

あとからあとから涙が溢れ、止まらない。

携帯を耳に当てたまま、朔は何度も笙汰の名を連呼し続ける。

「朔君、」

宝生が朔の前にしゃがみこみ、そっと頭を撫でた。

「っ、」

「とにかく、俺んちにおいで。ひどい顔だよ」

「で、でも、」

今度は宝生に迷惑が掛かる。朔が首を左右に振ると、

「大丈夫。親、俺のことは放任主義だから」

宝生は戸惑う朔の腕を取ると、そっと立ち上がらせた。

「ね、おいで」

欲しいのは、人の温もり。でも、それに甘えたら必ずその人に迷惑が掛かる。

『お前は必ず人を不幸にする』

兄である陸の呪詛が今も耳から離れない。

「だ、だけど僕といたら、」

確かに宝生は鳴海と違って特別な力はない。だから“異能者”という理由で陸に狙われることはないだろう。だからと言って安全とは限らない。いつ春樹たちが朔を連れ戻しに来るか分からない。宝生といる時にそんなことになれば、必ず彼に多大な迷惑を掛けることになる。笙汰や鳴海だけでなく、他の人にまで迷惑を掛けたくない。

「やっぱり、僕は……」

「いいから。腹減ってないか?ご馳走するぞ」

そう言うと宝生は、朔の返事も聞かずに携帯を手にしてさっさと去ろうとする。朔はどうしたら良いのか、惑う。

(一緒に行ったら駄目だ)

絶対に迷惑がかかる。なのに、行きたいという想いもある。

それはきっと、笙汰と縁のある人といれば彼と接点を持っていられるから。

(僕は、どうしたら良いの?)

「ほら、行くよ」

その呼び掛けが、決め手になった。

「は、はいっ!」

しっかりと返事をして、朔は慌てて宝生を追った。









これで良かったのか、と俺は閉じた携帯を見下ろしたまま、ずっと考えている。宝生から電話だと気付いたときは無視しようかと思ったのに、何かに惹かれたかのように電話に出ていた。………まさか朔が宝生と一緒にいるなんて。

別に宝生にどうこうされるという心配は持っていないが、偶然の巡り合わせに驚いた。

そして朔が絡まれた、と聞いたときは何かに心臓を鷲掴みにされたような気がした。何故か、動揺している俺がいたのだ。

何でだ?何で自分が動揺しているのか、分からなかった。

「俺は、」

結果的に朔を突き放す形で電話を切ったが、もやもやとした形のない支えが……消えない。

本当に、これで良かったのか?

「斗賀野君、ここにいたのか」

「あ、章介さん……」

「和晃の病室にいなかったから、どうしたんだろうと思ってね」

「………」

「やっぱり、一度家に帰りなさい」

章介さんが、少し強めの口調で言ってくる。

「でも、」

「君が倒れたらあの子が悲しむ。だから、君もちゃんと体を休めて」

俺は残る、と言おうとしたが章介さんが何処か悲しげな顔をしているのに気付いて開きかけていた口を閉ざした。

「和晃を心配してくれてるのは痛いほど分かるし、有難いとも思うよ。でも、和晃を重荷にして欲しくない」

「!重荷なんか、」

「君はそう思ってなくても、君の顔を見たら思ってしまうよ」

俺は、黙り込む。

鳴海を重荷に思ってはいない。

「ちゃんと一眠りして体を休めて、良かったらまた来てくれると和晃も私も嬉しい」

俺は、帰るべきなのかも知れない。俺が居続けることで章介さんの負担になるのなら。

「分かりました……一度帰ります」

「それが良いよ」

俺は章介さんに頷いて、荷物を取りに鳴海の病室に向かった。










温かい。

僕は自分の右手に感じる温かいものに気付いた。何だろうと思い、僕はゆっくりと目を開いた。

……先輩?

発した筈の声は、先輩には届かない。きっと実際には声になっていないんだろう。そう思うと、少し悲しくなった。

先輩は、俯いて僕の手を握っていた。どんな顔をしてるのか、分からない。

「俺、帰るな」

先輩の言葉が聞こえた瞬間、一抹の寂しさが胸に込み上げて来た。

先輩、帰るの?

嫌だ、と言いたかった。我儘だけど、先輩にそばに居て欲しかった。

先輩がそばに居てくれるだけで、安心出来るのに。嬉しい、のに。

「ゆっくり休め」

先輩は僕の手を放すと、椅子から立ち上がった。

先輩、待って。

「じゃあ、な」

嫌だ、待って!

「?」

先輩が足を止めて、怪訝そうに僕を……見る。

「鳴海?」

何だろう、心の声が聞こえたのかな。

「鳴海」

先輩の優しい声がして、僕の手をシャツから放させる。それで僕は、自分が咄嗟に先輩のシャツを掴み先輩を引き留めていたことに気付いた。なんだか小さな子どもになったみたいで、僕は恥ずかしくなる。

「どうした」

先輩の声は、優しい。

「い……」

「ん?」

僕の口に耳を近付けて、僕が大きな声を出さなくてもよくしてくれる。

「い……や、」

「何がだ?」

優し過ぎて、何故か涙が出て来る。泣きたくなんか、ないのに。

「何泣いてんだよ」

「か……らない、で…」

先輩を困らせたくない、困らせたら駄目だと分かっているのに、僕は我儘になる。

「も…少し、いてくださ……い、」

「鳴海……」

先輩が何かを言いかけた瞬間、ガラリとドアがスライドされる音が響いた。

お義父さん、だろうか。でもカッ、カッ、という音でお義父さんではないと分かる。お義父さんはスニーカーを好み、基本的にスニーカーを履いているから。

「あんた、」

先輩から優しさが一気に消えた。どうしたんだろう。今入って来たのは、誰なんだろう。それになにより……先輩から優しさが消えたことが、僕は本当に嫌だったんだ。









「なんであんたが、此処に……」

「この子が、鳴海和晃君か?」

「なんであんたが此処に居るって訊いてるんだっ!!」

俺は、知らぬ間に怒鳴っていた。鳴海がビクッと体を震わせる。

「君でも怒鳴るんだね」

そいつ……朔の兄である陸を迎えに来た、春樹という男は穏やかな声でそう言った。

「安心して。別に鳴海君を殺しに来た訳ではないから」

「……だったら、」

「君と朔が離れたみたいだから、どうしたんだろうと思ってね」

「……………、」

「朔と何があったんだい?」

「あんたには……関係ないだろ、」

「朔は一応うちの“ペット”だからね……飼い主の私はその動向を逐一把握しておかなければならないんだよ」

「ペット……?」

「おや?その顔は怒ったね?良いのか?大事な大事な後輩の前で、醜い姿を晒しても……」

俺は、拳を握り締めて胸の奥底から浮かび上がってくる、よく分からない感情を抑えた。「朔のことで怒るんだ・・・ふうん、俺は関係ないみたいな顔してるくせに、何気なくあの子のことが気に入ったんだ?」

わざとなのか無意識なのか、春樹という男の口調が何故か嫌味たらしい。

「あんた、何が言いたい?」

優男風の男をじっと見詰める。男もじっと俺を見返して来る。朔との間に何があったのかを推し量るかのように。

「別に。・・・・・そうか、君と朔は袂を別ったのか」

袂も何も、朔と俺の関係そんなに深いものではない。数日前の仕事帰り、雨の中布一枚だけを纏いぐったりと倒れこんでいる少年を、何となく拾っただけだ。

ただ、それだけ。それだけの筈・・・なのに。

どうしてこんなに苛立っているんだ。

・・・・・苛立つ?

そうだ、どうして朔のことで俺が苛つかなきゃならない?

「じゃあ君は朔に何があろうが、どうでも良いと言うことで良いんだな?」

「・・・・・・当たり前だろ?どうせ俺と朔は拾った・拾われっていう関係でしかないんだから。それに、あんた曰く袂を別ったわけだから、」

「それを聞けて安心したよ」

春樹が、やけにすっきりしたような顔で言う。

「は?」

「陸が大分荒れててね。あれは朔に何をするか分かったもんじゃない」

「・・・・・・・」

「そこに君も加わったら面倒だと思ったけど、君がそう言うなら問題はない。陸が朔を思い切り嬲って終わりだ」

俺の脳裡に、病院前のバス停から陸に連れ去られ、廃墟に連れ込まれたときの朔のことが浮かんだ。俺が飛び込んだとき、朔は大きな瞳からぼろぼろと大粒の涙を零しながら陸に抱き抱えられていた。俺を捉えた顔が安堵を描いたことにも、気付いた。

「あんたら、一体何なんだ」

朔も、陸も、目の前の男も。一体どういう“存在”なのか俺には分からない。

朔の、あの体の傷は・・・・・。

俺がじっと春樹を見詰めていると、鳴海がまた俺のシャツの裾を掴んだ。

心配させていると俺は臍を噛む。場所を変えた方がいいかも知れない。・・・・・俺がそう思った瞬間、

「・・・・・・・・世界を壊したい、そして実際に壊す者たちの集まりだよ」

声のトーンが半分ほど下がった春樹の言葉が静かな病室に凛、と響いた。
















朔に対する“感情”に戸惑う主人公。

鳴海はそんな主人公を慕い、まだ病院に留まって欲しいと訴えますが・・・・・。

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