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第1章 デュラハン

第1章 デュラハン


目が覚めた。不思議なことに生きてる感覚がする。


確かにあの時あの場所で俺は死んだ。


霊界?天国?地獄?


視界がとても低い。辺りを見回すが何故か床をコロコロとしている感覚がする。


左に目をやると大きな鏡。そこに写るとても綺麗な人体。頭だけが無く玉座にもたれ掛かっている。


白く細長い腕。きっと顔は美人何だろう…可哀想に首を切られたのだろう


次の瞬間俺は目の前の顔にビビる


「う、うわぁ!?な、なまくび!?」


目を凝らして鏡を見る。


白く目が切れ目、独特な雰囲気を出しながらもその姿は気高く美しい。


俺が右目を閉じれば鏡の向こう側の人も右目をを閉じる


左目を閉じればまた同じように閉じる。


俺は確信した。


この顔は俺なんだと!


だが生首だけではどうしょうもない。コロコロとそこら辺を徘徊していると玉座にもたれ掛かっている人体に目をやる。


生首だが手を伸ばせる感覚がある。俺はとりあえず右手をあげた。


すると玉座にもたれ掛かっている人体。左手が上がる。俺はこの時点で全てを理解した。


人間だった俺は殺され。生まれ変わった。


生まれ変わったのは良いが人間じゃない


恐らくこれはデュラハンだ。


デュラハンの場合、首が存在しないはずだが…どうやらデュラハンには色々なタイプが存在するようだ


とりあえず玉座から降りて自分の顔を掴む。


何かシュールだな…ん?これは魂?


人体良く見ると青い魂のようなものがふわふわと浮いてる。まぁ、良いか。そのまま首をセッテイングする。


このままじゃ顔が落ちるな…片手で首を支えているあいだもう片方の手でポケットをまさぐる。


おっ、これは…ギザギザしたような首輪?


ちょうど首にはまるとぐらぐらしなくなった。むしろピッチリとはまり逆に外れない。


「まぁ、良いか」


一人呟く。この先どうしょっか。。。

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