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悪者ヒーロー! 捻くれ者でもヒーロー目指す  作者: 藁之餅


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5/7

第四話 ヒーローなんて

 

 「誰か!助けて!」

心の底から恐怖を感じている声だ

少し掠れている


 怪霊かいれいはどこにでも現れる

このように人通りの多い場でも、、、


 弱い怪霊かいれいには知性がない

だが、一般人からすれば遭遇することは恐怖でしかない。

弱い奴は考えなしに襲ってくるものが多い。

自分で対処できるものもいるが、みんながそうとは限らない。


 自分は関係ないとはいかないのである。


 

 「助け、、誰か、優しいヒーロー!!」


何者かが、襲っていた泥のような怪霊かいれいたちを一撃で仕留めた。

 「お、おい、誰かが一撃で倒したぞ?」

 「誰だあれは?」

観衆が騒ぐ


泥のような怪霊かいれいたちは血のような粘性のある液体を飛ばし、体はぐちゃぐちゃに潰されていた

怪霊かいれいは絶命すると体の大部分が昇華する


「素晴らしいですね、お嬢さん、

助かるためには、私を呼ぶことが最優先事項ですから」


 深い青髪に、勾玉のような独特な髪型をしている

ちょびひげのようなものを生やしている30代くらいのスレンダーな男性が立っていた。


「え?」


「ウォーー!!」


「まじか!初めて見た!」


人々は声を上げて珍しいものを見たかのように歓喜した。


 “一級ヒーロー“


『紳士のドリーマー』


 前年度国民人気ランキング“1位“の男である。

皆が彼に感謝を伝え、喜びに満ちた声をあげている。

彼はそれに浸るのではなく、他のヒーローたちにその場を任せ、次の助けを求める所へと飛んでいった。


 これが俺とネロアがヒーローの活躍を生で見る初めての経験となる。


凄かった。

賞賛の言葉しか浮かばない。

俺たちは、彼の行動に空いた口が塞がらなかった

自分のことよりも他人を優先して、人のために動くその姿は、


俺の目には、かっこよく映ってしまった


「先ほどの方は、クルイ師匠ほどではないですが、凄まじい実力でしたね」


「そうだな、、」

思ってもいないような、浅い返事が出た

あんなの、俺なんかよりも凄いだろ。


「師匠は、キリッとした目元に、高い鼻、美しいスタイル、中央で分けた黒い長髪も男らしいなど、他にも勝っているところはあります」


ほとんど容姿しか褒められてない。

まぁ嬉しいが。


俺が浮かない顔をしていたことに気づいたのか、

それとも偶然なのか、ネロアは話を変えた。


「そういえば、今回はついて来いとだけ言われましたが、何をするのですか?」


彼はすでに強い。

見た目も強そうだし。

そんなことを思い、俺は彼とヒーローの試験を受けることにした。

毎年、数回開催しているらしい

まぁ、俺は具体的な事は分からないが。

今回は偶然試験の日程が近かったため、受けにきた

わけである。


 会場に着く頃には俺の気分も元に戻っていた

 

 まぁ、さっきの人もどうせ裏では、女遊びしたり、金で釣った女とホテルにでも行くんだろ。

ヒーローなんて、ヒーローなんて、どうせ、、。

嫌になるね。


 受付に行って、俺はあることを知った。

18歳未満は、ヒーロー試験を受けることはできないそうだ。

 つまり、俺が有名になるにはまだ時間が必要だったということだ、、、


ネロアの年齢はよく分からない、老けているが、20代くらいだと思う


俺だけロビーで待機、、、

ネロアはすぐに試験を受けに行った。


 『筆記試験』

ある程度の常識や、学力等を審査される

 

 『面接』

会話等を見て、受験者の人物像、思考力、様々な能力が審査される


 『実力』

ここで、審査されるものは実力だ!


これらが審査されて、受験者はヒーロー人生に足を踏み入れるんだ。


 そして今、ネロアはその試験に挑んでいる。

あいつは強い男だ。

どうなるのか結果が楽しみである。



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