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under monster the world  作者: ツルギ
第一章 アンダーシティの始まり
1/17

Welcome to the Undercity.

この作品は読んでて小説っぽくないとは思われてしまうかもしれませんが、

その事については後に明かされます。

のうや 「アンダーモンスター…

誰も見た事のない奇妙で気色悪い化け物。

まるで世界の終焉を間近で見ているかのよう…

「エイリアンの侵略」のような情景が思い浮かぶ。

そのモンスターはある不思議な世界に潜んでおり、

その世界へ行く方法も特殊だ。

さっきも言ったが、誰も見たことがない未知の存在。

だから当然、世界へ行く方法など誰も知らない。

そこで彼は、その方法を模索した。

朝から晩まで様々な方法を試したが、

すべて失敗に終わった。

明け暮れる日々が続く中、彼は見つけた。

希望の光を…!!」


(とある学校の生徒の帰り道)

男 「胡散臭ぇな、それって本当の話か?

しかも彼って誰だよwお前のことか?w」


のうや 「本当じゃないに決まってんだろ!

俺のただの作り話!彼っていうのも架空の人物だから、俺な訳ないだろ!

聞きたくなけりゃ帰っていいよ!!

どうせ俺の才能には相性の良いやつしかわかりゃしないんだ…」


男 「あ〜あ、拗ねちゃった〜!

弱っちいやつ!そんじゃあな!!」


のうや 「弱っちくても別に構いませんよ〜だ!」


しずく 「始まりましたねぇ…

先輩の作り話による喧嘩。」


こうすけ 「いつものことだから気にしない気にしない。」


のうや 「俺達はごく普通に暮らし、

普通に話し、

普通に生きている。

ただ僕が非現実的な事を口に出すだけで、

それ以外に変なことはない。」


るき 「僕は能也の話好きだけど…

好まない人もいるんだね。」


こうすけ 「そりゃあ好まない人だっているさ。

「展開が気持ち悪い」だとか

「世界観がわかんない」だとか、

文句垂れてる人はそこら中にいる。

人の考えはそれぞれバラバラなんだ。」


るき 「まぁ、そうだよね…」


のうや 「作り話を毎日帰り道に誰かに聞かせてはいるが、

誰もロクな評価を出してくれない。

俺みたいな下手なやつが作ったから、

酷く言われてんだと思うけど…」


れいか 「お待たせ〜」


のうや 「あっ!霊華だ!」


霊華 「ごめんね〜遅れちゃって、

実は今日、生徒会で色々やんなきゃいけないことが山のようにあったから、

それの消費をしてたの。」


のうや 「そんな中、俺を支えてくれたのが…

この4人だった。

応援してくれたり、アドバイスしてくれたり、褒めて貰えたり。

それが何より嬉しかった。」


こうすけ 「生徒会も大変だね〜!」


れいか 「何他人事みたいに言ってんの…

あんたも生徒会でしょ?

あんたがサボってたから私が代わりにやってあげたんだよっ!」


こうすけ 「ごめんて〜wでも霊華もサボってたじゃん」


れいか 「一言余計よ!!」


女 「お〜いそこのカップル!」


れいか・こうすけ 「カップルじゃない!!ただの友達関係!!」


女 「ひぇ〜っ!怖っ!」


しずく 「こっちもこっちでバチバチしてる…」


のうや 「こっちの喧嘩もなかなかに激しい。

喧嘩するほど仲がいいとはよく言ったものだ。」


るい 「お〜い!」


のうや 「あ、先輩だ!」


こうすけ 「今回はなんの用ですか?

松寺先輩!」


るい 「さっき君達が面白いこと話してたから、

ちょっと覗こうと思ってね。」


のうや 「作り話のことか、

どうせ先輩までからかってくるんでしょ?」


るい 「違う違う〜!その世界、

所謂「アナザーシティ」へ行く方法を知ってるから、

教えてあげようと思ったんだよ!!」


のうや 「…えっ、!?し、知ってるの…?」


るい 「まぁ、やり方が特殊なのは変わらないんだけどね…w」


こうすけ 「だとしても、流石に作り話だろ…?

実際にあるわけない!

言った本人もちょっと動揺しちゃってるし…」


しずく 「嘘いうのは良くないですよ!」


のうや 「なんか、散々言われてる気が…」


るき 「勿論僕は信じる!

僕達の見る世界に見えない壁があるだけで、

色んな世界が広がってるかもしれないし!」


れいか 「私も信じる!

興味あるし、これを言語化するなら…

好奇心ってやつ?」


こうすけ 「お前はどう思ってるんだ?」


しずく 「本人の意見を聞かないと、

話が進みませんから!(まぁ、行くか行かないかは別として…)」


のうや 「俺は……




…信じる。

信じるよ!先輩のその言葉!」


るい 「よ〜し!そう来なくっちゃな!」


のうや 「ただし!本当に出来るのか、

そして、この4人を危険な目に遭わせることがないか。

保証がないと行動も何も出来ないからね。」


るい 「正直、危険な目に遭わないわけがない。

アナザーモンスターという化け物が居るからな。

でも、安心しろ。俺が絶対守る!

そしてその世界へ行く方法も確実に成功する!!

でなけりゃ君達には話さんよ。」


のうや 「…わかった。

じゃあその方法を教えて欲しい。」


るい 「OK!」


のうや 「しずく、どうした?」


しずく 「あ、いや…なんでもないです。」


のうや 「そうか、何かあったら相談しろ。

言いたいことはわかるから。」


しずく 「…わかりました。」


(場所は変わり、とある公園)


るい 「よし、着いた。」


のうや 「ここに来て、何をするの?」


るい 「説明に決まってんだろ〜?

まず、上から見た正五角形を作る為に

皆に移動してもらう。

前、君達の家の周りを調べていたら…

その位置を点で結ぶと、

正五角形になったんだ。」


こうすけ 「ほんとだ…ってか、いつの間に?!」


るい「んで、5人にはそれぞれの家の部屋で待機し…

この前作った会話組のグルラでやり取りをする。

やり取りの内容は、家の部屋へ着いた事の確認と…

今から渡すライトの準備。

そのライトで空を照らして入口完成だ。」


しずく 「でも、上には自分達は行けないはずですが…」


のうや 「下に作られるんじゃないかな?

ワープの入口が。」


るい 「大正解!」


しずく 「ってことは、そのワープへ窓から飛び込めってことですか!?」


るい 「御明答〜!」


しずく 「危険過ぎますよ!

上から落ちて皆さんの骨が折れたらどうするんですか?!」


るい 「大丈夫!ライトと一緒にパラシュートも渡すから、

ワープに入った瞬間にパラシュートを開けばいい!」


しずく 「なら、安心ですね…」


るい 「はい、説明終わり!

皆、移動してくれ!!」


5人 「了解!」


のうや 「こうして始まった特殊且つ危険すぎる計画。

チャットの確認が完了し、

ライトの準備も万端。

照らしてみると、なんとこのライト

遠くまで光が届くようになってる。

凄い代物だな…

そして下にワープが開き、

いよいよ飛び込みだ…!!」


るき 「とうっ!」


のうや 「ほっ!」


こうすけ 「…怖くない怖くない怖くない怖くないぎゃぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」


れいか 「い、行くよしずくちゃん!」


しずく 「はっ、はいっ!!!!」

(一人じゃ怖いかられいかがしずくの家に上がり込んだ)


【?????】


5人 「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」


るい 「皆!パラシュート開いて!!」


5人 「はっ!?忘れてた!!」


るい 「ふぅ…危ない危ない…

よし、着いたぞ。」


こうすけ 「…ここが、」


れいか 「謎の世界…」


るき 「アナザー…」


のうや 「シティ…!」


しずく 「薄気味悪くて…怖いっ…!!」


のうや 「だ、大丈夫だからなしずく…!!

俺が守ってやるからな…!!」


れいか 「って言ってめっちゃ震えてんじゃん…」


こうすけ 「れいか、お前もだろ。」


れいか 「ふ、震えてないし!!!!」


こうすけ 「震えてるじゃねぇか!」


れいか 「震えてないってば!」


のうや 「…あれ、そういえば先輩は?」


こうすけ 「あ、そういえばいないな…」


しずく 「…」


るき 「どこいったんだろ〜」


れいか 「ん〜流石に迷子はないよね…?」


こうすけ 「降りたって数分だぞ…?

多分違ぇよ。」


れいか 「何よその言い方!」


謎の人 「そこのカップルさん、

騒がしいですよ。」


こうすけ・れいか 「だからカップルじゃな…!!

…えっ?誰…?」


謎の人 「僕の名前は…






言えません。」


5人 「ずこーっ!!!!!!!!!!!!」


続く

____________________

【次回予告】


語り手「無事(?)謎の世界アナザーシティに辿り着いた5人だったが、

急に松寺類が消え、

その代わりなのかわからないけど、

謎の人物が現れた!

アナザーシティには人は居ないはず…

5人はその謎を解き明かしていく…!!

次回、第二話!

「You will surely know the truth.」

お楽しみにっ!」

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