プロフィール見て絶望なのだ!
第3話 プロフィール見て絶望なのだ!
砂漠の真ん中でそれも一人で吹き出して笑ってしまった。人に見られでもしたら完全におかしいやつだと思われるだろう。まあ人どころか生物すらいないけど。
僕がつい吹き出してしまったプロフィール画面にはこう書いてあった。
名前 なし
年齢 15歳
性別 男
種族 人間
金 0リバー
レベル 1
体力 100
武力 0
魔力 0
防御力 10
素早さ 10
かしこさ 200
称号 なし
ギルド なし
恩恵 なし
奴隷 なし
装備 上 ボロいTシャツ 付与効果なし
下 ボロいジャージ 付与効果なし
靴 ボロいスリッパ
武器 なし
「完全にゲームの初期画面的な感じじゃないか。」
倉庫のようなものも存在しない。本当に非常食も替えの服もないようだ。
「で、ここからなにをしろと?ここが自殺の場所だと?」
一人でつぶやいているとメッセージボックスというのを見つけて、一件のメッセージが届いていた。その内容は以下の通り。
「登録が完了しました。あなたは厳正な審査の結果見事異世界に転生することができました!おめでとうございます。まあ後はご自由になさってください。ここで死ぬのも生きて世界最強を目指したり女を集めてハーレムしてみたりするのもあなたの判断に任せます。必要最低限のものはご用意致しておりますので、頑張ってください。地球に戻ることはできません。ご了承ください。はい、ではご健闘をお祈りしています!バイバイ!」
僕はそのメッセージを見て呆れる。
厳正な審査だと?頼んでないんだけどそんなこと!というか必要最低限のものってこの服だけじゃん!バッグにもなんにもないし!最低限の超最低ラインじゃん。そしてなにこの人?全部投げてきたよ!適当すぎないですか?
返答というボタンがあったので押してみたが
「現在この相手は死んでいるもしくは存在しておりません。返答はできません。」
の文が書かれるだけだった。
「……これ、まじ?」
改めて地平線まで続く、砂漠を見ながら僕は小さく呟き、大きなため息をついた。