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序章…とある女性の目覚め

完全オリジナル処女作です。皆さんも覚えがあると思いますが、時よ止まれ!とか昔に戻りたい!とか考えた事ありませんか?でももしもそれが出来ちゃったら、とてつもなく大きな問題が発生してしまう…例えば時が止まったら空気も止まり、自分だけが動けたとしても身動き出来ず、息も出来ずすぐに死んでしまう…そこで更に発想を進めてみる。自分の周りだけ空気を持ち込める膜を作る事ができ、動き空気に触れる度に新しく取り入れる事で自由に動く事ができ、尚且つ物も膜に入れば動かす事が…出来なければ色々進めませんよね?そんな感じで人を含めた生物はどうするか?止まる範囲は何処までなのか?天体全てが止まらないと時が止まったとは言えないのではないか?とか、では高速で動く事で止まった様にするのがいいのか?とか…超能力超常現象を現実に当てはめて考えてしまいます。この小説はそんな中の一つ…人類の長年の願望が叶ったとしてもその後の現実は容易ではないというのを書いてみました。夢を叶え幸せに導くのが天使だとしたら、幸不幸どちらに転ぶか賽を投げるのは堕天使の所業…悪戯となる訳です。

尚、文章の手本というか、どうしても、とある大好きな小説家に、書き方が似てしまいました…それは誰でしょう?ヒントは、山、宗教、バイオレンス、怪奇、格闘…全てを自らの視点から書いている小説家さんです。気付いた方、コメしてくださいね。

「ゆっくり目を開いて下さい」

深い闇に閉ざされた意識に、直接その声は語りかけてきた。

「さぁ」

遠くに聞こえてた声は、実はずっと近くから聞こえてるのに気付いたのは、覚醒し始めてるからだろう…

瞼から光が差し込んでくる。

見慣れた天井…見慣れた照明…

そこからオレンジの光が部屋を照らしている。

常夜灯…と気付くまでしばらくかかった。

見慣れてるはずのその光は、電球を真新しいのに変えたと思う程、瞳に刺激を与えたから。

深い闇にいたからだろうか…

「気分はどうですか?」

その声の方に目を向けると、やや細身と思われる体に漆黒のスーツを着こなし、やはり細い顔立ちに黒縁のメガネを掛け、ゆったりと足を組み、男性が腰掛けている。

常夜灯の灯がメガネに反射して、表情は読みにくいが、口元は声と同様優しさを感じさせている。

「えぇ…」

大丈夫…と言いかけ、驚き、声に詰まる。

自分の声じゃない…いや自分の声…?

意識がハッキリするにつれ、逆に混乱し始める。

混乱を理性が繋ぎ止め、記憶を整理していくと、少しずつ自分の身に起こった事を理解していくが、信じられない…

そして隣に佇む男性が、この現象を引き起こした張本人だと思い出す。

跳ね起きる…つもりは無かったが、勢いよく上半身が持ち上がる。

胸まで覆っていた薄いシーツがずり落ちる。

恥ずかしさより、声が出ない程の驚き…

人は、あまりにも驚く時、狂気を含む笑顔を浮かべてしまうもの…

目玉がこぼれ落ちる程に見開いた目と、引き攣りながらも上へ上へと吊り上がる口端を、微かに残る理性で、みっともないと思いながらも、隠す事ができない。

その表情のまま、男性を見やる。

男性は眉一つ動かす事無く、優しい笑顔のまま、見つめ返している。

ふいに、強い羞恥心が沸き起こり、理性を取り戻す…我に返った。

シーツで胸を隠し、恥ずかしさで俯く。

…?こんな感情、もう長い間味わってなかったのに…

まさか…心まで?

「もう少し横になって、落ち着きましょう」

心地良い声と共に、暖かい手の平が肩に触れ、ベッドに寝かされる。

やや、沈黙が部屋を包み、静かにクラシックが流れ始めるように、男性が語り始めた。

「施術は成功しました。」

「でも始めに御説明した通り、整形や外科での類ではありません。」

「もちろん、キズもありませんし、薬の投与もしておりません。」

ゆったりと流れるその声は、安心感を与えると共に、シーツの下の、一糸纏わぬ体を包み込むようで、紅潮してしまう。

それでも必死に男性の口元を見つめ、頷き返す。

「しばらくは頭と心の整理に時間を要します。」

「そして一番大切な事は、もうあなたであってあなたではない事を受け入れる事です。」

そう…私はもう自分の名前すら語れない…

九十年という月日は、跡形も無く消し去らなければならない…

自ら望んだこと故、後悔は無いが、複雑な感情が沸き起こる。

今日この日まで、この男性…神威先生の指導の元、準備をしてきた。

それは長く長く…寿命との戦いでもあった。

一度も結婚しておらず、身寄りが無い事は幸をそうした。

両親はとうの昔に他界しており、兄弟もなく、親族もなく…

天涯孤独ではあったが、決して寂しいだけの人生ではなかった。

…が、これまでに築いた地位と名誉…そして莫大な資産と、迫り来る死を目の前にした時、強く願ってしまったのである。

…違う人生を…


いかがでした?稚拙な文章…言葉足らず、言葉知らずで大変申し訳ありません。まだ序章の序章でサッパリ分からないと思います。どのくらいの長さが適当なのか分からなかったので、とりあえずこんな所までにしました。人類の願望…もう分かりますよね?もしもをリアルに考えて、自分の中で空想してみたり、友達と討論してみてください。いつか特殊な能力を持った時、きっと役に立ちますよ。(立たないし、そもそも持てないし^^;)

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