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転生者の反動を受けた世界  作者: ハユキ
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第一話 大人の消えた世界

初めまして、ハユキと申します。


初めての作品ですので内容が濃くないと思いますが、よかったらご一読下さい。

とある世界は地球からのチート転生者の影響で労働力が激減していた。


その世界の神は地球からその世界にチート転生者を送り込んだ神に難癖をつけ地球から労働力を得る許可をもぎ取った。


「ただで貰ってくのは悪いわね・・・そうだ!ちょっと改造しましょう!」


神の気まぐれにより地球は色々な物を得て

失った。


そんな世界に生きている少年の話


side 工藤 頼彰

八月の中頃、お盆の時期にそれは起こった。


俺の家は由緒ある血筋だそうで、親戚やその他もろもろがたくさんいる。

その中で子どもは俺を含んで8人いる。俺ともう一人以外は小学生だ。


なのでお盆の時期は親戚一同が揃い朝から晩まで宴会だ。

みんな楽しそうに酒を飲み、話していたので

俺はこの宴会が割と好きだった。


・・・同い年の従姉の花梨はしょうがないなぁというような表情で宴会を見ていた。


その宴会も10時をまたぎ、小学生メンバーが眠そうだったので花梨に手伝ってもらい

客用の寝室に連れて行き寝かしつけてから

大広間に戻ると、先程の喧騒がまるで嘘のように静かだった。

というよりも酒盛りをしていた大人達が全員居ない。


家の中を花梨と手分けして見て回っても

大人達の姿は無く、俺たち子どもだけがこの大きな家にいた。


これはどういうことだろうか、全く分からない。酒が残っているテーブルを見ると封筒があった


中には一通の手紙が入っていた。

そこには大人達を異世界の神が労働力として全員転移させた事、

さらにおまけとして絶対銃が作れないし使えないこと、

しまいには魔物作ってこの世界ゲームみたいにして一人一つユニークスキルあげたとか、

ステータスとかもあるよ!と書いてあった。

・・・え?、マジ!?


うーん、親が居なくなっちゃうとは、これから炊事に洗濯もしなければ!食材とかどうしようかな・・・


・・・ん?ちょっと待て、消えたのは俺の親だけじゃないんだよな・・・


襖が開いた音がしたのでそちらを振りかえると寝ていなかった従兄弟達が不安そうな表情で俺を見ていた。

花梨も何だか様子がおかしい。


・・・


「えーと、みんな家に子供だけで帰れないだろ?俺としてはこのままこの家にいて欲しいんだけど・・・・」


「そ、そうね何があるか分からないし、一緒に固まっていた方がいいわ。」


ようやく平常運転に戻った花梨がそう言うと、他の従兄弟達も頷いていた。


「んじゃ、今日はもう寝た方がいいな、11時過ぎてるし。」


部屋は好きな所使ってくれと告げ、俺は自分の部屋に戻り布団に身を投げた。


マジか・・・なんか変なことになってんなー

大人達消えたし、ゲームみたいな世の中になっちゃったし。

正直、精神的に参りそうけど俺がしっかりしなきゃな。一番年上だし。

まあ、明日から頑張らなきゃ!


感想とかあったらうれしいです。

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