表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

夏生詩集2

易しい(やさしい)

作者: 夏生

易しい言葉に

こちらも易しい

気持ちになって


易しい言葉

口から手から

絶え間なく

連なり並び

飛んでいく


機嫌よくなって

片方の口元を

あげる


もう片方の口元は

下がっていく

頑なに固くなっていく


瞳の奥から

光がオレンジ色に

落ちていく



易しさと

気安さが

重なり合って

溶け合って

安易になった


易しくなければ

受け入れず

易しくなければ

食まず


易しくされなければ

成らず


人に易しくすることは

せず、考えず


易しさに

溢れた心と身体は


容易く倒され

崩れ折れた





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ