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中華民国沖海戦 前編

-黎明島 海軍鎮守府-


「たった今、中華民国空軍の索敵機が撃墜された。最後の連絡で、敵艦隊の存在が判明している。」


黎明島海軍鎮守府司令長官、八雲裕一郎大将が将官たちを集めて言う。


「中華人民共和国は既に南海艦隊に出撃命令を出し、東海艦隊も出撃準備に入った。中華民国海軍はほぼ全ての艦隊に出撃命令を下し、空軍も待機している。」


映像で敵発見位置と予想の進路、それに味方の行動予測がスクリーンに映し出される。


「我々からも出撃要請が来ている。出撃して間に合うのは、佐世保の潜水艦隊と本基地の水上艦隊だけだ。」


八雲大将は将官全員に言う。港では、既に知らせを聞いて出港用意を整えていた。


「本基地からも第1艦隊と第2艦隊、第1空母打撃艦隊に、第8艦隊を出す。第10と第12は出撃待機だ。」


「「了解。」」


将官たちは一斉に答え、出撃する艦隊の司令官達は容易を始める。




「港に向かって。」


鎮守府から出てきた初瀬は、外に待たせていた三隈の車に乗る。そして、三隈は車を発進させた。


「敵が来ているそうですね。」


「そうよ。私の艦隊も出撃するわ。」


初瀬の指揮する第2艦隊も出撃対象となっている。だから、三隈は車を加速させて港に急いだ。




「お帰り、慌しいわね。」


港に着くと、高天原が居た。彼女は海軍服に着替えているが、隣にもう一人女性が居る。彼女は、海軍服ではなく何と巫女服を着ているのだ。


「葦原は相変わらずね。他の人が見ていたら、服装規則に関する服務違反よ。」


葦原と呼ばれた女性は悪びれる様子もなく


「私は、生まれた場所が偶然にも葦原神社の置かれている場所だったから巫女服で生まれたの。そして、私は気に入ってるの。」


言った。戦艦艦内にある葦原神社を設置した所で生まれた為に巫女服で生まれてきたのだ。そして、彼女自身は巫女服を気に入っている。巫女服を少し改造していて、短剣を指せるように帯をもう一つ巻いており、肩の所も確りと桜星4つが付けられている。


「まあ、私は別に構わないけど。戦闘中じゃあ動きにくくない?」


高天原は言う。別に、初瀬も服装はどうでもいいが、動きやすいかを心配しているのだ。和服は、洋服と比べて動き難いのが難点であった。


「慣れれば大丈夫よ。」


そう言って自艦に瞬間移動をした。


「さて、長話する余裕も無いわね。直ぐに出港するわよ。」


港では、各艦が少しずつ出港して行く。外洋にて艦隊を組み直す為、内海では準備が出来た艦から所属艦隊関係なしにお互いを護衛しながら外洋を目指す。




‐アルブレヒト-


ドイツ第四帝国海軍所属の中型空母、アルブレヒトがドイツ第4航空打撃艦隊の主力を担っている。


「甲板に人が出てきたわね。」


艦が減速し、少し低速で航行する。飛行甲板に立っている艦魂のアルブレヒトは甲板に人が出てきたのを見た。


「噂の超人部隊ラストバタリオンの人間が来るのね。」


暫くすると、こちらに向かってくるヘリを捉えた。彼女の装備するレーダーなどは彼女自身も見ていなくても感じ取ることが出来る。


「あれね。」


ヘリが一直線にこちらに向かって来て、艦上空でホバリングした後、降下してくる。



「また、海に戻ったわね。」


ヘリから降りたのは、ザミエル少将であった。特徴的なマスケット銃を肩にかけて、甲板に降り立った。


「ようこそ、我が艦へ。指令どおり、我等と我が艦隊は貴官の指揮下に入ります。」


「それじゃあさあ、直ちに攻撃隊を対艦装備で武装して北に向かわせなさい。」


ザミエルは艦長に向かって言う。


「し、しかし。まだ敵艦隊は捉えておりません。」


「いいから、向かわせなさい。」


マスケット銃を艦長に向けて、ザミエルは言う。


「は、了解しました。」


艦長は言われた通り、攻撃隊を発艦させるのであった。

作者「学校落ち着いて、こっちの話を考えてたらこんなに遅くなった。」


高天原「元々、流れを上手く組んでないからこうなるんですよ。」


葦原「まあ、読者の要望もあって続編書いてるから、明確な構想が無いのは仕方がない。」


作者「続編要望は有難かったのですが、正直何も考えていなかったから、急いでストーリーを組んだけど。」


高天原「まだ甘いって事ですね。それじゃあ、次回予告を」


作者「次回はこの続きです。・・・言う必要ある?」


葦原「そこはお約束です。」

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