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革命軍の一兵士だった私が悪辣女王に転生したんだけれど  作者: ミナセ。
(イレスティア王国編 そのいち)
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~被害状況を確認しましょう~

~被害状況を確認しましょう~


「ムリョクカ、シテキタ」


 リーリカが戻ってきた。なんだかリーリカはご機嫌だ。というか、なんだか揺れている。ああ、なんとなくわかった。褒めて欲しいんだ。


「リーリカ。ありがとう」

「ガンバッタ」


 知っている。リーリカが予想以上の、いや予想外の行動を取ってくれたのだ。


「それで、ムネリ。教えて欲しいんだけれどどれくらいの事態になったのか状況は把握できたのかしら?」


 私がリーリカに依頼をした後、ムネリからリーリカが暴走するって言い出したんだよね。いや、リーリカはいい子だし、そんなに無茶しないよって言ったんだけれどね。


 まあ、ムネリが心配症なだけだと思っていた。



 結果。


 ウィンザー公爵邸が半焼。

 ウィンザー公爵の長男が死去。

 また、ウィンザー公爵邸に勤める執事長、警備長など長が付く者は死去。

 兵士として雇われていたものうち約半数の20名が死去。

 リーリカからは資金だけじゃなく武具も奪ったという報告を受けた。

 さらに、燃えるのなら不要だと思い食糧庫にあったものも奪ったと。

 


 うん、なんか無力化って何だろうって思うような状況になっていた。


「ムリョクカ、デキタ」

「うん、そうだね。確かに無力化にはなったね」


 やりすぎだよ。ってか、これ無力化どころの騒ぎじゃないよね。ウィンザー公爵だけじゃなく王都の衛兵も調査をしているってムネリから聞いた。


「これは絶対にリーリカがやったって知られないようにしなきゃだ」


 私がそう言うとムネリだけじゃなくミューズもさっちゃんも同意してくれた。イスファは頭を押さえていたけれど理解してくれた。


 そう、このウィンザー公爵家の事だけなら問題はなかったんだ。

 リーリカがならず者をかなり間引いたことがかなり問題になっていた。



 王都の城下町には2つの大きなギャングが居たらしいのだ。


 そのギャングは行き場の無い荒くれ者達を受け入れる団体でもあったという。確かに金で何でもする点では敵になる可能性もあったが、抑止力にもなっていたという。


 今回、ウィンザー公爵に雇われていたものも所属していたのでリーリカが襲撃したのは間違いではない。間違いではないけれど、流石にギャングのトップ以下、幹部連中のすべてが殺害されたのだ。


 おかげで、王都の闇部分がかなり混乱しているようだ。この混乱のおかげでならず者たちを雇い入れるなんかは難しくなっているのも事実だ。


 それに、フリーのならず者たちは右足のひざ下を全員切断されているのだ。その切断されたものの人数は100名近いのだ。


 リーリカ。頑張りすぎでしょ。


 実際これだけの数が同じように右ひざから切り落とされているのだ。王都では猟奇的犯行ということで調査が進んでいるという。


 こういう情報ってどうやってムネリは取得しているのだろう?


「お金を掴ませれば情報をくれるものは多いです。それに、王都にはそういう情報屋もいますからね」


 なるほど。よくわからないけれど情報はお金で買えるらしい。


「それで、捜査範囲ってどのあたりまでなのかしら?リーリカは疑われていない?」

「それは大丈夫ですね。影渡りとう魔法は伝説でしか聞いたことありませんからね。捜査はまだ始まったばかりですし。ただ、街のごろつきはどうとでもなりますが、流石にウィンザー公爵邸の襲撃は犯人が見つかるまで調査が続くでしょうね」


 ムネリがそう言う。犯人が見つかるとも思えないけれど、ずっと調査を続けられるのも困る。


「だから、何かそれらしい犯人が必要になります。ただ、そのそれらしい犯人に仕立てるためのギャングどもも壊滅しているので難しいところです」


 ムネリはすごいことを考えていた。まあ、これでしばらく平和になると思ったんだけれどそうでもなかったんだよね。


 結構あきらめが悪い人って多いんだなって思った。


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