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革命軍の一兵士だった私が悪辣女王に転生したんだけれど  作者: ミナセ。
(イレスティア王国編 そのいち)
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~閑話 悩めるリーリカの行動~

~閑話 悩めるリーリカの行動~


 私は最近役に立っていない。


 知識量ではサリナ・レドルフには勝てない。それに、サリナは身の回りの世話もできる。


 太陽の元で長く動けない私の代わりに護衛をするミューズに実務全般を行うムネリ。


 この二人はお嬢様のぷにぷにに魅了されている変態だが、優秀なのだ。


 私は影の存在。出来ることは限られている。それはわかっているが不甲斐ない自分に腹が立つ。


 だから、お嬢様から依頼を受けた時私はうれしかった。


 依頼はこれから襲撃してくるであろうならず者たちの排除とその指示を出していると思われるウィンザー公爵の無力化だ。


 ただ、私は影。お嬢様が関与したと思わせない事が重要だ。


 影に潜みまずはならず者たちを探す。魔力は覚えたけれど、どこにいるのだろう?何人くらいいるのだろう?


 とりあえず、わからないから、怪しそうなものを一通り無力化していくか。


 一人目。影から忍び寄り右足をひざ下から切断する。


 うん、なんか悪人ずらだったけれど、やってきたのってこんな顔だったかしら?よくわからないけれど、問題ないよね。


 二人目。なんかそれっぽいやつがいた。同じように右足をひざ下あたりから切断する。


 怪しそうなものを片っ端から同じように倒していった。片足がなくなれば襲撃なんかしてこないよね。

 100人を超えた時に効率が悪いことに気が付いた。

 もっといい方法はないかしら。先にウィンザー公爵から手をつけるか。


 ウィンザー公爵の顔は覚えているし、一度館に忍び込んで金銀財宝も奪った。同じように館に忍び込む。前に忍び込んだ時に比べると私兵が多いな。


 ああ、そうか。こいつらも敵だよね。鎧で身を守っているけれど、流石に足下に注意をしているものはいない。


 ただ、結構防御がしっかりしているから一撃でひざ下を切り落とせそうにない。仕方がないか。


 一人になった時を見計らって、首筋に刃物を突き刺す。武器はこの館にあった武器庫っぽいところから細身の剣を何本か頂戴したのでそれを使っている。


 一人、また一人と屠っていく。こいつらは敵。こいつらは敵。


 騒ぎが大きくなってきたから次は金銀財宝を奪っていく。


 なかなか一人になってくれない。困った。ああ、そうか。武器も一緒にうばっていけばいいんだ。


 細身の剣以外にも武器庫にあったものをすべて影の中にしまっていく。しまったものはカージェス領にある倉庫に送り込む。影を使えば距離なんて関係ない。生きているものは運べないけれど、それ以外なら少し時間はかかるが運べるからね。


「おい、武器はどこだ!」

「倉庫になければ訓練場を確認しろ!」


 なんだから指示しているものがいる。ムネリとかリムバのようなものか。こういう指示するものがいなくなれば楽になるのでは?


 倒すか。


 指示している者を見ると鎧を着ていない。背後から心臓を一突きする。これで終わりだ。


「おお、ラジット隊長が!どうする?」

「若様に報告だろう」


 若様?なにそれ?でも、報告を受けるものを確認するとウィンザー公爵ではなかった。なんか太った男性だ。こいつも倒しておこう。


 そこから指示をするものを一通り倒し続けていたが、間違えて何回か燭台を倒しちゃったんだよね。

 おかげでウィンザー公爵邸に火の手が周ってしまった。騒がしくなりすぎたので一旦退避する。

 もう、ウィンザー公爵邸についてはあきらめよう。あきらめは肝心。そうお嬢様も言っていた。はず。



 指揮するものを倒すのは効率がよかった。私は学習した。ごろつきどもも同じようにすればいいのだ。

 集まって報告を受けているものや指示しているものを探した。


「おい、うちの若いものを襲ったのはお前の所だろう!」

「知るか。それよりうちの若いものを襲っただろう!」


 なんだか路地でこういう争いがあった。後ろの方で指揮しているものがいたので倒してみた。


「おいおい、ミブロがやられたぞ」

「やばい、撤退だ、撤退!!」


 撤退していく先を追いかける。誰かに報告するはずだ。


「おいおいおい。お前らそれでもゴーツク団の一員か?一遍死んで来るか。おい!」

「すみません、親方!」


 なんかふんぞり返っているのがいたから背後から一突きで終了。他に移動しなきゃ。


「ゴーツク団が崩壊したか。良い話しじゃねえか?これで俺たちガメーツ組の天下だな」


 なんか音頭を取っていた奴がいたからこれも背後から一突き。悪人は倒してもいいってお嬢様が言っていた。


 悪即斬で良いと。


 私は頑張った。かなり頑張った。これで褒めてくれるはずだ。

 いっぱい、いっぱい倒したものね。


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