~閑話 リーリカ~
~閑話 リーリカ~
私の無知によりエリザベート様を危険にさらしました。
騙されたとはいえ、危険だったことには違いありません。
だから処罰される事には納得もしていました。
ただ、私を貶めた相手も捕まえて欲しい。
そう思っていました。願いは叶わないと思っていたら、エリザベート様が私に会いに来られました。
それだけでもビックリしました。それに私の無罪を主張されたのです。嬉しかった。
だが、その時私は衛兵に刺されて死にました。
衛兵にとって私が生きていることが問題だったのでしょう。
エリザベート様には敵が多すぎます。
もっとお仕えしたかった。
そう思っていたら復活しました。
いえ、人ではなくなったのですが構いません。
お仕えできるのですから。
ただ、私はもう死んでいるため太陽の光の下で生活できません。エリザベート様の影の中が私の居場所です。
影を渡り移動することも出来ますが、神聖な教会や結界が張られている場所だと消滅してしまう可能性があるので注意が必要だとエリザベート様に言われました。
優しすぎじゃありませんか?
あんなにわがままお嬢様だったのに。
ありがたいですけれど。
呼ばれないときは王城探索したり、隠し通路を探したりしていました。
けれどいつだって私はエリザベート様の近くにいました。
ただ、聖ブブロ王国にエリザベート様が行かれてから私はずっと辛かったです。
あの国は聖なる結界が国中に張られていて、外に出られないのです。
体がジリジリ焼かれそうな感じです。
だから、私はエリザベート様のご友人であるモモハ様の護衛をするように言われました。
モモハ様はエリザベート様の変わりに毒を飲み、失明し、下半身が付随になりました。
このモモハ様を狙っているのは東方連合国なのですが、簡単に国境を超えてきたと言うことはイレスティア王国内に協力者が居るはずです。
調べないと。
私は調査を開始しました。
けれど、失敗しました。モモハ様が誘拐されてしまったのです。
私が掴んでいた計画ではもっと先のはずだったのに。
いいわけはダメですね。報告しました。
報告は大事です。
結果、実行犯鉄槌を下すことになりました。
苛烈に仕返しをする事で協力者をあぶり出すのだろう。
さすがエリザベート様です。
次は孤児を送り込んできました。
お陰でわかりました。
協力者はエリザベート様の次兄でした。
ただ、証拠がありません。理由もわかりませんから時間を見てまた調査が必要です。
追いつめるには証拠が要りますものね。




