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革命軍の一兵士だった私が悪辣女王に転生したんだけれど  作者: ミナセ。
(イレスティア王国編 そのに)
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~情報を集めましょう~

~情報を集めましょう~


「私はどこで暴れたらいいの?」


 ダールトン辺境伯邸を出てからミューズにこう言われた。いや、なんで暴れること前提なのかしら?


「とりあえず、宿に向かいましょう。さっちゃんが取ってくれているから」


 さっちゃんは最近どこで見つけたのか何人かの子供を雇い入れているみたいなのだ。


「どこの街にもスラムはあるし、孤児も多いから。その孤児の中から使えそうな子供を雇い入れています」


 子供は何人いるのかわからないけれど、さっちゃんの身近にいつもいるのは二人の少女だ。かなりがりがりで背も低い子供だけれど、優秀なのがすごくわかる。


「よくできましたね。これはご褒美です」


 そう言って干し肉を渡している。餌付けで手なずけるとかなんかさっちゃんのイメージがどんどん変わっていく。


 案内された宿屋はかなり高級な所だとわかった。


「このダールトン辺境伯領にある中で一番の宿屋です。その宿屋のうち最上階をすべて借りています。これは護衛のために必要なことです。使わない部屋はこの子たちに使わせます。といっても、これから徐々に人がやってくるので開き部屋はすぐにうまるでしょうけれど、その間に侍女見習い程度には礼儀を叩き込みますので」


 なんだかそう言ってニヤリと笑ったさっちゃんの顔がかなり暗黒モードぽかった。うん、触れないようにしよう。


「それでこれからなんだけれどどうするのがいいかしら?」


 私はこれからの展開をちゃんと考えているであろうさっちゃんにそう尋ねた。


「リーリカ殿に確認してもらいダールトン辺境伯領でのお金の動きを調べてもらいました。どうも、イース帝国の中でもちょっとあまりいい噂を聞かないレヴィル商会の出入りが多いようです。このダールトン辺境伯領には店舗がないため、イース帝国から定期的に訪問してきているみたいですね」


 なんだろう。そのレヴィル商会って有名なのかしら?ミューズを見ると何やら頷いてこう言って来た。


「なら、これからレヴィル商会に殴り込みにいけばいいのよね。任せて。ちゃんと一人も逃さずに倒しきるから安心して」


 いや、全然安心できません。さっちゃん助けて。次はさっちゃんを見つめる。


「そうですね。まだ殴り込みは早いです。少しお待ちください」

「そうか、明日か?明後日か?いつならいいんだ?」


 ミューズの鼻息が荒い。そう言えば、ここ最近は移動ばかりでストレスがたまっていたんだろうなって思った。


「そうですね。問題が片付いたら潰してもらって問題ないですよ。でも、その頃にはイース帝国に侵攻しているはずですけれどね。だから、いっぱい暴れられますよ」


 さっちゃんがそう言うとミューズの目が輝きだした。


「では、それまでの間に体を鍛えておくから。後は近くに盗賊とかいないか調べておく。居たら抹殺しておくから!」


 そう言ってミューズは立ち去って行った。まあ、ミューズのストレス発散のために盗賊も役立ってくれ。合掌。


 ミューズ立ち去った後さっちゃんがこう言って来た。


「とりあえず、イーキャ男爵経由で情報をもらえるか話しをしています。それと、商業、冒険者、傭兵などをまとめているそれぞれのギルドにも心づけを渡し情報を集めます。後はそうですね。ダールトン辺境伯邸に出入りしている業者にも心づけを渡し、最近何か変わったことが起きていないか確認します。まずは情報待ちですね」


 なんかさっちゃんの用意周到さが怖い。というか、さっちゃんがもしイース帝国に居て、軍や政治の上層部に居たなら絶対に勝てないと思った。


 けれど、最初に情報を持ってきたのは予想と違ってミューズだったんだ。


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