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革命軍の一兵士だった私が悪辣女王に転生したんだけれど  作者: ミナセ。
(イレスティア王国編 そのに)
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~プロローグ~

~プロローグ~


 私とイスファの婚約のお披露目。ただ、夜会を開いて終わりだと思っていたら全然ちがった。


 まず、イレスティア王国の王都『イースレティア』の神殿で神殿長であるオムスリから祝福を受ける儀式というのがあるというのだ。


 結婚式ならわかるけれど、婚約を発表する時にもこういう事をすることにまずびっくりした。


 神殿には多くの来賓も着てきた。


 ブブロ王国から第一王妃であるオフィリア・フォン・イレスティアの実父である聖光会の司祭の一人、ガイナス・フォン・ソーシス司祭。


 オザーム東方連合国から第二王妃であるジェリア・フォン・イレスティアの実父であるアクドーイ・フォン・アキナイン副盟主。


 まあ、確実にこの二人は私の事を敵対視しているのがよくわかる。


 次にミルザ王国からタリーク王子が来てくださった。なんだかタリーク王子の顔を見たら少し安心できた。


 イース帝国からの来賓は来ていない。イース帝国との関係は元々あまり良くない。仮想敵国としているからだ。


 代わりに今まで知らない、接点もない国から来賓が来ていた。


 アグリ公国。


 なんでもイレスティア王国の第一王女だったって言う人が嫁いだ国らしい。


 といっても、異母姉妹なのであまり思う事もない。しかもその相手が第一王妃であるオフィリア・フォン・イレスティアだからだ。


 アグリ公国は聖ブブロ王国とイース帝国の間にある国らしい。なんでもアグリ公国との婚姻は第一王妃の肝いりだったという。


 まあ、やってきたのは外務大臣というおっさんだったので知らない人だ。どうでもいい。


 後も色々来ているみたいだけれど、知らない顔ぶればかりだ。さっちゃんが説明してくれたけれど、どうやって会ったこともない人をちゃんと覚えているのだろう?


「姿画が出回っているからね」


 そう言って教えてくれたけれど、絵を見てもまったくわからなかった。姿画って実物とかなり違うんだもの。


 私なんて赤い髪をしているけれど、牙はあるし、舌は蛇みたいににょろっと出ているし、目も蛇みたいな獰猛な姿画だった。


 これでわたしってわかられる方が嫌だ。


 まあ、そんなこんなで神殿で婚約式なるものが行われたのだ。



 祭壇の前に跪き神の祈りを捧げると共に、オムスリ神殿長が祝詞をあげた。ってか、正直何を言っているのかわからなかったけれど、儀式ってそういうものだよねって思う事にした。


 アネモネ時代に神に祈ってもお腹は膨れなかったから私は神を信じていない。ただ、今のこの現象は神によるものなのかもしれない。


 そう思うと神というのはひょっとしたらどこかにいて、ものすごく気まぐれな人なのかもしれないと思った。


 ちらっと横を見ると真剣な表情でイスファは祝詞を聞いていた。その表情はどこか神々しかった。うん、かっこいい。


 特に服装が普段と違うのだ。白を基調した軍服みたいな出で立ちに肩口に青い線が入り、所々に金色の刺繍が入っているのだ。


 私も同じような城を基調とし、青いラインが入り、所々に金の刺繍が入ったドレスを着ている。どうやらこの服装は正装らしい。はじめてみた。


 神前で婚約の祝詞をあげもらった後、御神酒を少し口に含み神に海のもの、山のもの、この時期の旬のものを捧げるという。


 捧げたものは天に送るため火に焼べるという。なんだかよくわからない儀式だ。


 その後に少し休憩をはさみ夜会になるという。この夜会までの間に何名かが挨拶に来ると言う。


 まず、最初に来たのはイレスティア王国の国王アルンフリート・フォン・イレスティアと、第一王妃、第二王妃を連れてやってきた。


 第一王妃の印象は狐だ。尖った顎につり上がった目を見て怖いと感じた。特に顎が上がっていて、全てを見下している感じがした。


 第二王妃はなんというか、終始笑顔の人だった。その笑顔が逆に怖すぎだった。だって、本心がまったくわからない作り笑いをしているのだ。


 顔立ちは、目鼻立ちがしっかりしていて、いうならば不自然過ぎるくらいにすごく整っているし、ドレスもかなりおしゃれでお金がかかっているのがわかる。


 ただ、すべてが作り物に見えるのだ。なんというか人形にしか見えないのだ人らしさをどこからも感じられない人だった。


 バラバラに来られたら色々と言われたのだろうが、国王が気を使っているのかわからないけれど、二人を連れて来てくれたのでお互いによくわからない牽制をしあってくれていたので、私はにこにこ笑ってやりすごした。


 背中やお腹付近にはありえないくらいの汗をかいているけれど。緊張していることを相手に悟られないように必死だった。疲れたので休憩をしたいと言ったら外が騒がしかった。


 カーラ王妃、私の母の叫び声が聞こえたが神殿騎士見らないのリックが防波堤になってくれたみたいだ。


 声をかけたかったけれど、立場上難しいものね。目線だけ一瞬合わせただけだったけれど、なんかリックはやる気に満ち溢れていた。おかげで夜会までの間平穏だった。


 そう、この時までは。


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