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革命軍の一兵士だった私が悪辣女王に転生したんだけれど  作者: ミナセ。
(イレスティア王国編 そのいち)
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~解決策を探しましょう~

~解決策を探しましょう~


「うん、無理ですね」


 乳母のミレイから話しを聞いてムネリが言ったセリフだ。


「そこをなんとかなりませんか?」


 ミレイが食い下がる。ミレイから聞いた話しは頭の回転がよろしくない私でも無理だと思う。


 ノジン子爵は現在60歳手前だと言う。そろそろ年齢から後任を探す必要があると言われたが、今の地位を失うと借金を返せなくなるだけでなく、今まで否決してきた案件が発覚するため、業務執行内容が疑われるというのだ。


 まあ、実際に借金返済のために忖度していたのだからそれは仕方がないと思うのだけれど。


「何を目的にするのかによって行える事は変わります。まず、改ざんした書類はこのままだと発覚し、ノジン子爵は罰せられるでしょう」


 ムネリは淡々と説明する。


「それは困ります。死罪にはならないと思いますが、貴族社会からノジン家は存在しない扱いになってしまいます。そうなると領地がないため私の旦那はどこかの家に雇ってもらわないと未来がありません」


「では、書類をどうにかする必要がありますね。ただ、書類を紛失ということは管理面を問われるため多くの人が罰せられるでしょう。もちろん、ノジン子爵もそこに含まれます」


 なんだかそこから色んな話し合いが起きた。まとめるとこんな感じかな?



・補助金で公平でない対応をしていた書類が残っている。

 引き継ぎでその書類を確認されると罰せられる。

・ギャンブル依存症になっていることを知られたくない。

・リッツハルト侯爵が借金の肩代わりをしてもらっていることを知られたくない。

・どうにか無職になりたくない。



「う~ん、不正をしていたことは早い段階でばれると思うんだよね。だから、小細工するのはあまり良くないと思うんだよ」


 不正ってどこかに不自然さが残るから誤魔化すのは無理だと思うんだよね。それに嘘をつくのも無理があると思う。


 一つの嘘を成立させるには約30もの嘘をつかないといけないとか言った人いるんだよね。まあ、教えてくれたのはラナさんだけれど。


 だから、ギャンブル依存症やリッツハルト侯爵からの支援などは隠せないだろう。


「じゃあ、どうすればいいっていいのよ。私がどれだけ長い間辛い思いをしてきたと思っているのよ」


 うん、知りません。ってか、話しを聞いて思ったことがある。


「ねえ、その思ったんだけれど、ノジン子爵の職場が火事にあい、ノジン子爵が行方不明になればいいんじゃない?証拠は燃えて、当人が行方不明なら残された人たちを責める人は少ないと思うんだけれどどうかしら?」


 私がそういうと周囲に居た人たちが慌てだした。


「それは誰が火をつけるんですか?お嬢様が王都に居る時に火事なんて起きたらあの時の再来だと思われますよ」(ムネリ)


「過去の災害を調べましたが王都のしかも財務庁で火事があったことは今までありません」(さっちゃん)


「え?私が暴れられないのですか?それはこまります」(ミューズ)


 いや、ちょっと待て。ミューズだけおかしいよね。そんなに暴れたいの?落ち着かせるには仕方がない。


「ミューズ。そこに座って。私がその上に座るから」


 そう言うと「はい!!!」って言いながら光速で移動したかと思うと、私を抱きかかえお腹をむにゅむにゅし出した。


 まあ、下手に暴れられるよりいいか。


「それで火事についてどうされるのですか?」


 ムネリにそう言われた。


「それはやり方なんていくらでもあるでしょう。ただ、ノジン子爵は隠れてもらわないといけないのと、ギャンブル依存症を強引に治すためにどこかで治療が必要だと思うんですよね。どこかいいですかね?口が堅く受け入れてくれそうな所となると・・・」


 うん、オムスリ神殿長の所がいいかな?


 というわけでミレイにはノジン子爵を神殿に連れて行ってもらいその後リーリカに火を放ってもらいました。


 まあ、これで解決なのかな?ミレイには感謝はされたけれど、ノジン子爵はかなり暴れ狂っているみたい。


 オムスリ神殿長からは私に協力できてうれしいですと言う言葉と、再教育が終わったらちゃんと使える文官として送り出しますと言われたのだった。


 まあ、よかったと思っておこう。


 それから色々あったけれど、私とイスファのお披露目会が開かれる日になったのだった。


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