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door  作者: 朱沙原山
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プロローグ


2023年4月23日異変はこの日から始まった。

日本各地で魚が大量に砂浜打ち上げられているニュースが流れた。魚だけではなくイルカや鯨も大量に砂浜に打ち上げられている。


「大地震の予兆?」

「温暖化の影響?」

「海底火山噴火する?」


ネットでは様々な憶測を呼んだ


2023年6月17日富士山から煙が上がる。

しかし噴火の兆しは無かった。


2023年8月20日日本各地で謎のドアが突然出現した。

最初に出現したのは福島県郡山市。そのニュースは悪戯だと解釈され放送し、すぐにネットで拡散され話題になった。


出現した場所は住宅街を外れた小高い丘の上。

緑の草むらの中に木製のドアが突然現れた。


悪戯目的だと判断した地元警察はドアを囲うように黄色いテープを貼り、ドアに触れる事を禁止にした。


見た目は普通の茶色いドア。真ん中には太陽の様な模様が描かれていた。警察や自治体は撤去するよう準備を進めたていた。


すると2日後の8月22日今度は岐阜県高山市にドアが出現。

同じデザインの木製のドアだった。


他の人間が話題に便乗した悪戯だと皆は思っていた。


同日、13時53分。福島県郡山市に出現したドアの撤去が始まった。そこに立ち会った市の職員、桐山高雄は不思議そうにドアを見ていた。


「桐山さん一応写真を撮りますので、離れてください」


同じ市の職員である山崎真也は携帯のカメラで何枚か写真を撮影しようとした。


すると不思議な事が起きた。ピントが合わないのだ。

何度も撮影してみたが、画面全体がぼやけてしまう。


「あれ?なんだこれ、おかしいな」


桐山は不思議そうに携帯を見ている山崎を横目にスタスタとドアの前に進み、銀色のドアノブに手をかけてゆっくり回し、ガチャっと扉を引いてみた。


ドアは簡単に開いて当然ながら向こう側の景色が見える

ふぅんと扉の裏側を見ながら桐山は何気なくドアをくぐった


その瞬間桐山の姿は消えてしまった



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