『あのRPGで見た夢は』
『あのRPGで見た夢は』
・・・ドラクエ5とFF6について
㈠
世界の何処かに、見知らぬ地があるとしたら、それは、自分が幼い頃ゲームした、ロールプレイングゲームの中、つまり、RPGの中にあるだろう。あの場所、あの音楽、あの世界、とても夢だとは思えない世界での、出来事である。自分が特に気に入っていたのは、ドラクエ5とFF6である。
㈡
どちらも、兎に角、まず音楽が素晴らしい。サントラを聴いていると、それだけで、あの夢の中の様な世界に浸ることができる。現実世界ではない、あのブロックを積み上げた様な、真四角の中で、我々は、上下左右に動いていた。敵と戦い、レベルを上げながら。
㈢
ドラクエ5は、あの天空城が忘れられないし、FF6は、セッツァーや魔石の方法論などが、忘れられない。思い出は沢山あるが、所謂、リアルではない、あの世界が、現代のゲームのリアルすぎる世界から離れている点で、逆に郷愁を奪われる感覚に陥る。あのRPGで見た夢は、恐らく、現実ではなく、夢の中でしか、見れない興趣だろう。