ラベル貼り
前回は何を書いていたっけと確認したら、まだ藤田さんのことを書いていた。取りあえず僕はバイではない。念のため。彼は僕にとってただのスターだ。どうでもいいか。
そして多分、まとまった文章を投稿するにはまだ時間を必要とするので、間を待たせるためにこちらを書いてみようという戦法だ。
ここには特にジャンルを決めるわけではなく書いていくつもりではあるが、なんとなく前回、前々回が音楽のことだったので今回も音楽のことでも書こうと思う。
そう、趣味という言葉をとても難しく感じる。特技といったら更に難易度は増すのだけど、今はまず趣味だ。昔から、なんとなく趣味は「読書、音楽、映画」ということにしてあった。無趣味の代名詞ともとれる羅列だ。
音楽が好きかと問われると、考えていくととても難しい。別に僕は「NO MUSIC NO LIFE」ではない。いつも携帯音楽プレイヤーは持ち歩いているし、何らかの音を聴いている時間は長いが、音楽好きという人たちと比べると音楽が好きではない。
小さなライブハウスに行ったことがある、自分でもライブ経験がある。このあたりだけをピックアップすれば音楽好きであるということも言えなくはないかもしれないが、音楽好きな友人と比べるとそうではない。彼らには、確かに音楽がない人生はない。遠征もするし、自らも何度もライブをしている。音楽をするためにアルバイトをして食いつないでいる。
一方、僕は遠出をしないし、ライブは大学生のとき以来していない。去年、ちょっと遊びのつもりでバンドに参加させてもらったけれど、やっぱりそんなにモチベーションを高く持てなかったのでライブをすることもなくすぐに止めた。
ただ、「これは好きだなと思う音楽をする人が好き」ではあると思う。だからライブハウスで気に入った曲があれば必ず買う。最前列に言って飛び跳ねたり、近寄って話しかけもしないが、買うことで必ず評価の表明だけはする。
後は、自分にとって、学生の頃までは音楽というのはとてもわかりやすい話題だった。先に人を好きになったのか、音楽を好きだから人を好きになるのか、わからないくらいに肉感的な話題であるようにも感じた。……ごめん嘘。
たまたま音楽は好きで、生まれて初めて付き合った人が音楽が好きだった。だからまずそこに大きな影響を受けた。次は大学時代、なんとなく憧れた人が音楽が好きだった。多分その程度の話だ。そう、他人の影響を受けやすいだけ。
ただ、音楽を通じて知り合った友人がおり、彼らとまだ付き合いが続いているという事実が、自分の意識に「俺も音楽好き」というラベルを張りたがっているのかもしれない。